ココシリ国家級自然保護区管理局で人工飼育されている3歳のチベットカモシカ(チベットアンテロープ)が21日、チベットカモシカ救護センターで、無事にメスの赤ちゃんを出産した。人工飼育中のチベットカモシカの妊娠や出産は世界で初めてだ。 ソナンダジェ自然保護ステーション近くのチベットカモシカ救護センターでは現在、オス3頭とメス4頭のチベットカモシカが生活している。 ココシリ自然保護区管理局の才カツ局長によると、卓乃湖や太陽湖に移動した野生のチベットカモシカはすでに出産シーズンに入っており、これは例年より半月早い。人間の活動による影響が出ないよう、青海省はココシリへの科学調査団やメディアの立ち入り許可を見送っている。 「人民網日本語版」2006年6月28日 |