中国労働保障省の責任者によりますと、中国では社会保障システムの枠組がほぼ完成しました。これは、国民の基本的な生活と医療のニーズを満たしています。 今年上半期まで、全国で、養老保険、社会保険、労災保険に加入する人々は、それぞれ1億9千万人、1億7千万人、1億人となり、これらの数字はいずれも2002年の末に比べると大幅に増加しました。 企業と国家機関の定年退職者の年金の格差を是正するため、国家は、毎年企業定年退職者の年金基準を高めています。2008年から2010年にかけ、国家は引き続き年金基準を高めていく計画です。また、児童と高齢者を含む、職業を持っていない都市部居住の2億4千万人の医療保障問題に対して、関連制度を作っています。今年、79の都市で、都市部住民基本医療保険のモデル事業を実施し、2010年から、全国でこの事業を広めていきます。 さらに、全国で、8割以上の農民は、基本医療保障制度に恵まれています。今年の上半期まで、全国で7億2千万人の農民は、新型農村協力医療制度に加入しました。2008年、この新型農村協力医療制度が全国のすべての県をカバーすることになっています。 「中国国際放送局 日本語部」 2007年9月18日 |