チベット自治区の希少野生動植物に対し、今後5年をめどに、より強力な保護措置が取られることになった。関連プランによると、2010年までに同自治区内に国家級の湿地自然保護区5カ所、陸生野生動植物自然保護区5カ所、森林公園5カ所を設立する計画だ。同自治区林芝(ニンティ)地区で開催された第3回全国林業チベット個別支援作業会議で明らかにされた。 同会議で確定した第11期五カ年計画(2006~10年)期間中の林業分野でのチベット支援計画によると、10年をめどに防護林を新たに15万7千ヘクタール造成し、重点地域611万ヘクタールの原生植生を効果的に保護し、重点生態公益林217万8千ヘクタールを中央政府の森林生態効益補償基金の実施範囲に組み入れる。 このほか、耕地を森林に戻す「退耕還林」プロジェクトや天然林保護プロジェクトなどの継続的実施を土台として、新たに高寒地における広範囲にわたる造林プロジェクト、砂漠化対策総合モデル地区の設置、湿地保護プロジェクトなど9件の新規プロジェクトと、12件の省?自治区?直轄市レベルの個別支援プロジェクトを展開する。 「人民網日本語版」2006年7月14日 |