記者の取材に応じた中国の王光亜?国連大使 国連総会の総務委員会は9月19日に初回の正式会議を開き、ソロモン諸島など少数の国が提出した、いわゆる「台湾の国連加盟の申請」という問題を国連総会の議題とすることを拒否した。これで1993年以来、国連総会総務委員会が連続15回も、いわゆる「台湾国連加盟」の案を拒否したことになる。 中国の王光亜?国連大使は記者の取材に応じた際に、「この結果によって、『国連憲章』の趣旨と原則および第2758号決議に違反するすべての行為は支持されないことが裏付けられた。国連とほとんどの加盟国が『一つの中国』の原則を堅持し、『国連憲章』の趣旨と原則および第2758号決議を擁護する正義の立場を高く評価する」と語った。 王光亜大使は総務委員会での発言で、「世界には一つの中国しかない。台湾は分離することのできない中国の領土の一部である。これは、国連およびほとんどの国々に認められている事実である。1971年国連が可決した第2758号決議によると、中華人民共和国は国連における中国の唯一の合法的な代表である。台湾当局及びごく少数の国が歴史や第2578号決議の権威性をゆがめ、ひいてはそれを否定しようとしてもまったく無駄である。国連は主権国家からなる政府間の国際的組織である。台湾は中国の一部として、どんな名義であっても国連に加盟する権力を持っていない。世界中のすべての主権国家は自国の一地域の国連加盟を許したりしないはずだ」と語った。 王光亜大使はまた、「中国政府は『平和的統一』と「一国二制度」、『現段階の台湾海峡両岸の関係を発展させ、祖国の平和と統一を促す八項目の主張』を終始堅持し、最大の誠意と努力をもって両岸の同胞のために福祉を図り、両岸関係を平和と安定の方向に向かって推し進めている。このことが台湾の同胞から歓迎され、国際社会の肯定を得た。しかし、台湾当局は両岸同胞の共同の念願と福祉をかえりみず、国際社会からの厳しい批判に耳を貸そうとしないで、かえって『憲政』、『国連加盟住民投票』をより一層推し進め、『国連加盟申請』のことを大いに騒いでいる。これにより「法理による台湾独立」をたくらみ、大陸部と台湾が一つの中国に属する事実を変えようとしている。『台湾独立』の勢力とその行為は、両岸関係の発展にとって最大の障害となり、台湾海峡ひいてはアジア?太平洋地域の平和と安定にとって最大の脅威となっているので、それを断固として阻止しなければならない」と語った。 王大使は「国家の主権と領土の完全性を尊重し、内政に干渉しないことは、『国連憲章』の重要な原則の一つである。台湾問題は中国内政の問題であるので、外からの干渉を許さない。1993年以来、各回の国連総会の総務委員会はいわゆる「台湾の国連加盟」を総会の議題とすることを明らかに拒否してきた。このことは、国連およびほとんどの加盟国が『国連憲章』の趣旨と原則、第2758号決議を擁護するという諸国の正義の立場を明らかに裏付けている」と語った。 「チャイナネット」 2007年9月20日 |