「第3回中国新聞業競争力年会」は4日に開催され、新聞出版総署が「全国新聞出版業『第11次5カ年計画』発展綱要(2006-2010)」の主要構想を発表した。構想では、向こう5年で日刊新聞の購読数を千人あたり90部に、新聞の世帯普及率を0.3部/戸にする目標が置かれた。 「綱要」の主な内容は次の通り。 2010年までに都市と地方のバランスの取れた発展を堅持し、都市と農村住民が広く恩恵を受けられる新聞発行体制を確立する。中小都市の市場を積極的に発展させる。「三農(農業?農村?農民)」に関わる新聞の発展を優先し、発行総部数に占める割合を大きくアップさせる。 新聞出版の構造と分布については、地域や業界、メディア経営の違いを超えた大型国有新聞業(メディア業)集団をトップとし、▽地域性、業界性、専門性豊かな中小の新聞社が共同発展するための、市場を主体とした発展構造を確立する▽党機関紙を中心とした各種新聞の多種多彩な発展構造を確立する▽従来の紙媒体を基礎とし、デジタル化、ネットワーク化されたコンテンツ商品や、情報付加価値サービスなどのコンテンツ商品が同時進行で発展できる業界構造を確立する。 「人民網日本語版」2006年8月7日 |