在日本中国大使館教育処は15日、「2005年度国家優秀私費留学生奨学金」の授与式を行った。日本で研究活動に励む博士25人に、同奨学金が送られた。 2003年に設置された同奨学金は、中国政府が海外で学ぶ私費留学生のために設けた初の国家奨学金。今回は、世界31カ国で学ぶ中国人留学生を対象に選考が行われ、24カ国の202人が奨学金を獲得した。うち日本で学ぶ留学生は25人で、1人5千ドルの奨学金と「奨励証書」が贈られた。 25人の奨学金獲得者は、いずれも日本の大学で優れた研究成果を上げた博士号を持つ若手研究者で、理工系が多数を占める。 中国の王毅駐日大使は授与式の後で、「みなさんには優れた学習の機会を大切にし、刻苦奮励し、学業を成就させ、祖国に貢献してほしい。また、日本で中国人の良いイメージを示し、中日両国の人々の相互理解を促す民間の使者となってもらいたい」と語った。 同大使館教育処の参事官によると、2005年5月1日現在、日本で学ぶ中国人留学生は10万人を超え、うち90%以上が自費留学生という。 「人民網日本語版」2006年4月17日 |