農業部の報道官はこのほど、農業部の杜青林部長およびその他の責任者がそれぞれ調査チームを率いて調査研究し、これまでに160の村の状況を詳しく調査したことを明らかにした。 調査の結果にもとづいて、農業部は「産業振興、科学技術、生態整備」という三つの対策を練り上げ、社会主義新農村づくりをサポートすることになった。 「産業振興」とは、「一村一品で農民を裕福にさせる」という構想から産業の基盤を固め、農産物の構造を調整し、農業の産業構造を最適化し、農村の就業構造を改善すること。それぞれの村はその資源と優位に基づいて産業を発展させ、農民の専門経済協同組織を育成し、農業の産業化を発展させ、「有力企業+協同組織+生産基地+農民」というシステムを強化し、生産、販売、加工を一体化し、栽培、養殖、加工を一体化した産業発展システムを充実させる。 「科学技術」とは、「簡単で実用的」という原則に基づいて、農家に対する科学技術の面での資金投下を拡大し、優良品種、優良な苗、優良な栽培法の普及と応用に重点を置く。テレビ、電話、コンピュータの普及、農民に対する科学技術の教育と農村労働力の移転就職トレーニングを加速し、農村における情報のボトルネックを克服し、新しいタイプの農民を育成し、科学技術をもって産業の発展を導き、農民の増収を実現する。 「生態整備」とは、メタンガスの普及をはじめとして、生態整備による生活改善計画を実施し、飲用水、台所、トイレット、畜舎の改造により農村の姿を美しくすること。メタンガスの産業チェーンを伸ばし、家畜の飼育、有機野菜栽培、不動産サービス、メタンガスプールの建設とメンテナンスによって村の経済レベルを向上させ、農民の収入増を実現する。 「チャイナネット」2006/04/28 |