第60回国連総会は9日、新設される人権理事会の初の理事国選挙を実施する。47の議席に対し、これまでに中国、英国、ロシア、ナイジェリアなど64カ国が立候補している。新華社が報じた。 国連総会は今年3月、批判の的だった人権委員会を人権理事会に改組する決議を採択した。本部は同じくジュネーブに置かれ、47の理事国で構成される。 中国の国連常駐代表団は立候補登録書で「中国政府は一貫して、人権および基本的自由の促進と保護に尽力し、国際的な人権対話?協力に積極に参与してきた」と表明。「中国政府は人権理事会が公正かつ客観的、非選択的な方法で人権問題を処理し、異なる文明?文化?宗教間の建設的な対話と協力を強化することを支持する」とした。また「中国の理事国当選は、理事会の世界各地での人権の促進と保護という偉大な事業にプラスになるものと深く信じる」と述べた。 「人民網日本語版」2006年5月9日 |