東京で29日、第1回「日中省エネルギー?環境総合フォーラム」が開幕した。開幕式には中国から薄煕来商務部長、王毅駐日大使、姜偉新?国家発展改革委員会副主任、日本から二階俊博経済産業相、小池百合子環境相らが出席し、省エネ?環境保護で両国が協力する意向を表明した。

薄部長は「資源節約型?環境友好型社会の建設」という中国政府の目標や、中日両国の省エネ?環境保護協力の実績を紹介。「両国が省エネ?環境保護分野でより良く協力できれば、両国の人民と産業に恩恵がもたらされ、中日関係の発展にも役立つだろう」と強調した。

王大使は「両国の政治関係が困難な状況にある現在、省エネ?環境保護分野で協力を強化することは、両国民が両国は相互依存し苦楽を共にするという共通認識をさらに深め、両国の共通利益のきずなを強化する助けとなり、中日関係を改善?安定?発展させる新たな推進力となるだろう」と述べた。

二階大臣は「日中両国が今フォーラムを機に、各方面の交流を強化し、新たな協力関係を構築することを望む。日本は1970年代から省エネ?環境保護型社会の建設に尽力し、技術と経験を蓄積してきた。これらが中国の参考になることを望む」と述べた。

開幕式では省エネ対話の実施、省エネ?環境保護人材の育成などに関する協力合意も多数締結された。

フォーラムは日本の経済産業省、日中経済協会、中国の国家発展改革委員会、商務部、駐大使館が主催。中国から約280人、日本から約500人が出席し、省エネ?環境保護問題をめぐり、3日間幅広く交流する。

「人民網日本語版」2006年5月31日