先般、中国国家衛星気象センターの楊軍主任は2020年までの15年間の衛星打ち上げスケジュールを明らかにし、「2020年までに、中国の衛星打ち上げ回数はかなり増え、『風雲二号』、『風雲三号』、『風雲四号』を含む十数個の気象衛星が相次いで打ち上げられることになっている」と語った。 関係筋によると、中国は世界じゅうで静止気象衛星と極軌道気象衛星の二種類のシリーズ衛星気象業務を擁する少数の国の一つである。20年来、中国は七個の「風雲」シリーズ静止気象衛星と極軌道気象衛星の研究?開発に取り組み、その打ち上げに成功した。将来の気象衛星打ち上げスケジュールについて、楊軍主任は「今年の年末に『風雲二号D』衛星を打ち上げることになっている。これで地球静止軌道での中国の『ダブル衛星』観測システムが完成することになる。2007年後半期には、次世代の極軌道気象衛星の『風雲三号』を打ち上げることになっている。現在、中国は次世代の静止気象衛星である『風雲四号』の研究?開発に取り組んでいるところである」と語った。 同氏によると、2020年までに、中国は『風雲二号』、『風雲三号』、『風雲四号』を含む十数個の気象衛星を打ち上げることになっている。この発展のテンポから見れば、2020年までに、衛星打ち上げは非常に頻繁になり、つまり、年間一個打ち上げと言ってもよい。衛星応用技術の面で、2020年頃には中国は国際先進レベルに達するか、またはそれに近づき、いくつかのプロジェクトでの突破を達成し、世界のトップレベルに達すると見られている。当面、中国は知的所有権を持つ気象衛星地面応用システムを構築し、国内外の気象衛星が発信する信号を同時に受信、処理する能力を備えることを目指している。2005年に「風雲二号C」静止軌道気象衛星が平穏に業務を繰り広げるとともに、『風雲』シリーズの気象衛星は「テスト応用型」から「業務?サービス型」への飛躍にも成功した。 「チャイナネット」 2006年5月23日 |