国家発展改革委員会がまとめたデータによると、第1四半期において、中国の物流業が急速な伸びを示し、物流の規模はさらに拡大した。その中で、配送、加工、包装などの現代物流業務の伸びが目立っている。第1四半期の物流業の増加額は前年同期比16.7%増の3616億元で、GDPの伸び率より5.6ポイント高いものとなった。物流業増加額のサービス業全体に占める比率は17.1%で、同0.4上昇した。 物流総額は急速な伸びを示す 第1四半期の全国物流総額は15.6兆元で、前年同期比24.2%増となり、不変価格では20.2%増となっている。社会?経済の発展で、現代物流業のニーズが高まりつつあり、GDPの対物流総額比である物流需要係数は前年同じ時期の2.8から今年第1四半期の3.1に上昇した。 社会物流総額のうち、工業製品物流総額の増加が最も突出している。第1四半期の工業製品物流総額は13.7兆元で、同2.8兆元増加し、伸び率は25.2%となり、社会物流総額に占める比率は88%で、同0.8ポイント上昇し、社会物流総額の急速な伸びをけん引する重要な原動力となっている。輸入物流総額は1.6兆元で、同14.1%増。昨年同じ時期の基数が高いこともあって、伸び率の低下はわりに大きいものとなった。輸入物流総額の社会物流総額に占める比率は10.3%で、同0.9ポイント低下した。農産物物流総額は2047億元で、同13.5%増。再生資源物流総額は581億元で、同17.1%増。 物流規模が拡大し、物流量の伸びも加速 第1四半期、物流総額は現在価格、不変価格のいずれで計算しても伸び率は明らかにGDP伸び率を上回るものとなっている。第1四半期の中国の貨物輸送量は前年同期比5.24億トン増の50.54億トンで、伸び率は11.5%となっている。貨物回転量は同2374億トンキロ増の22768億トンキロで、伸び率は11.6%となり、両方とも同じ時期のGDP伸び率を上回るものとなっている。 「チャイナネット」2007年5月22日 |