5月28日、北京五輪組織委員会は山東省の青島市の崂山で、環境保全関連のイベントを催した。このイベントに参加したのは、2008北京オリンピックファミリーの候補となった五つの家庭である。これらの家庭はそれぞれ浙江省、河南省および山東省からのものである。 尹相梅さん(母親)はチャイナネットのインタビューに応じた際、「私たちは、北京五輪の情報とその精神を世界各地の人々に知らせることを目指している」と語った。2002年に、尹相梅さんの家庭は世界ツアーを始め、北京五輪のPRに力を入れている。五年らい、この家庭は100000キロ以上の旅を行い、中国のほとんどの地域およびタイ、ラオス、ベトナムおよびその他の東南アジアの諸国をカバーするものとなった。 「今後、私たちはアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアおよびその他の国に行って北京五輪をPRすることを目指している。世界じゅうの人たちによりよく中国を知ってもらうことを願っている」と尹相梅さんは語った。しかし、尹相梅さんは定年で退職した労働者であり、娘さんは大学の在校生であるので、次のツアーはそれほど易しいものではないだろう。昨年、夫は病死した。 娘さんの王雲さんは「私たちの家庭は非常に重要なメンバー、筋金入りの北京五輪のサポーターを失った。われわれにとってより困難なことになったが、絶対に途中で投げ出すようなことはしない。父のことを偲んでいる母と私はこれからもパパの遺志を継ぐことにしている。絶対に、途中で投げ捨てるようなことはしない。これはオリンピックの精神でもある」と語った。 もうひとつの家庭の父親の林少矛さんは5歳の娘を連れてこのイベントに参加した。「環境保全は人々の責任である。子供たちは世界の未来でもあるので、娘はまだ5歳であるが、環境保全の重要性を幼い頃からよく知ってもらいたい」と語った。 「幼稚園の友達は私の環境保全の努力を貸してもらいたい。また、外国人の子供の友達にも力を貸してもらいたい。オリンピックを愛する。環境を愛するということに尽きます」と林少矛さんの娘さんの林嘉怡さんは語った。 4月9日から、北京五輪のオフィシャルウェブサイトは世界に向けて北京オリンピックファミリーの募集を始めた。最後に選ばれる10の家庭(国内が5つと国外が5つ)は北京およびその他の北京五輪の協力都市にツアーする機会を手にすることになっている。募集が始まってから、70ヵ国の1972の家庭がオンラインで応募した。北京オリンピックファミリーのイベントは北京五輪のテーマの「同じ世界、同じ夢」を提示するものであり、世界各地の北京五輪に非常に強い興味を持つ10の家庭が「友情?相互理解」を旨として交流しあうことになっている。 「チャイナネット」 2007年5月29日 |