「21世紀東アジア青年大交流計画」の高校生招請計画の第一陣として、203人からなる中国高校生代表団が5月30日から6月7日まで訪日することになった。その説明会とレセプションが5月29日、北京で催された。 まず、2時間にわたる説明会では、日本在中国大使館広報文化センターの井出敬二公使が日本の社会、生活習慣、中日交流の歴史と現状、日本のODA援助などについて中国の高校生たちに説明した。 レセプションでは、日本在中国大使館の宮本雄二大使と、代表団の団長をつとめる中国高等教育学会の周遠清会長がそれぞれあいさつの言葉を述べた。そのほかに、中国教育部国際協力および交流司、日本側の自治体国際化協会北京事務所、北京日本人会、ジェトロ(日本貿易振興機構)の関係者が出席した。 レセプションの後半に、中国の高校生たちは二胡独奏「泰山をたたえる」、歌「雪の華」「菊花台」や踊りを披露し、雰囲気を盛り上げた。 中国高校生代表団は東京で外務省を表敬訪問し、中日関係に関するシンポジウムに参加し、山形県、茨城県、愛知県、大阪府、兵庫県、広島県、沖縄県で日本の高校生との共同授業とクラブの活動に参加し、日本の高校生の自宅にホームスティすることになっている。これらのイベントを通して日本の高校生と一般の市民との交流を深め、それと同時に文化、経済、社会など各方面での視察をおこなうことになっている。昨年度に始まった「中日21世紀交流事業」もこのプロジェクトに組み込まれている。 このプロジェクトでは、今後は中国のほかに、ASEAN諸国、韓国、インド、オーストラリア、ニュージーランドなどの青少年の訪日を招請することになっている。 「チャイナネット」2007年5月30日 |