国内ワンセグ(携帯機器により受信する地上デジタルテレビ放送)標準の基本的技術特許の所有サイドがこのほど、モバイルマルティメディア放送の業界標準「CMMB」の技術ロイヤリティは今後2年間、無償になるが、象徴的な意味として1元の使用料を徴収し続けるとの意向を明らかにした。ここから、携帯端末による無料のテレビ視聴が2008年にも実現する見込みであり、CMMBが商用化の段階に入りつつあることがうかがえる。 ワンセグ業務とは、操作システムとビデオ機能を備えたインテリジェント携帯端末を利用したテレビ視聴に関するサービス。CMMB標準は国家広播電影電視総局(ラジオ?映画?テレビ放送担当部門)が独自に研究を進め、広播科学研究院が中心となって制定したモバイルマルチメディア放送の標準。いわゆる「携帯テレビ」の標準で、中国が完全に知的財産権を保有する。06年10月24日に発表され、11月1日から施行された。 国は08年に北京、上海、天津、瀋陽、青島、秦皇島の6都市でCMMBネットワークを開通させる計画で、実現すれば6都市では携帯テレビ視聴が可能になる。 「人民網日本語版」2007年6月21日 |