甘粛省初の観光鉄道「敦煌鉄道」は、まもなく青海省格爾木(ゴルムド)市に向かう敦煌-格爾木路線が着工する。完成すれば、格爾木駅で青蔵鉄道(青海省と西蔵〔チベット〕自治区を結ぶ)に接続できるようになる。中国政府はこのほど、同路線を第11次五カ年計画(2006~10年)の発展プランに正式に組み込んだ。甘粛省敦煌市政府が明らかにした。 現在、甘粛省や新疆ウイグル自治区から西蔵自治区へ向かう旅客?貨物列車は、いずれも蘭新線(甘粛省蘭州市-新疆烏魯木斉〔ウルムチ〕市)の蘭州市河口南駅を経由する必要があり、運行時間が長く、運賃も高い。敦煌-格爾木路線は全長500キロで、敦煌駅から西南に伸びて格爾木駅に達する。完成すれば格爾木駅で青蔵鉄道に接続できるようになるため、新疆から西蔵への鉄道距離が1200キロ短縮され、敦煌から西蔵?拉薩(ラサ)市に鉄道で直接行けるようになる。新華社が伝えた。 「人民網日本語版」2006年3月9日 |