外交部の秦剛報道官は23日の定例記者会見で、ロシアとの戦略的パートナーシップと米国との建設的協力関係の違いについて質問を受け、次のように答えた。

われわれは米国やロシアを含むあらゆる国との協力や相互信頼の強化、関係のたゆまぬ発展を望んでいる。現在の国際情勢の下、国際社会は、薬物密輸や国際犯罪、テロ、不拡散など、共通の脅威と試練に直面しており、協力強化と共同での対応が求められている。1つの軍事集団あるいは政治集団が、別の軍事集団あるいは政治集団と対立した冷戦の時代はすでに過ぎ去り、こうした冷戦の思考もすでに過去のものとなった。われわれは政治面では相互尊重と共同協議、経済面では相互促進と共同発展、文化面では相互参考と共同繁栄、安全保障面では相互信頼と共同維護を主張する。われわれはロシア、米国、および世界の他の国々と共に世界の平和と繁栄を守り、人類の共同発展と繁栄を促進することを願っている。

「人民網日本語版」2006年3月24日