上海市就職促進センターが1日発表した同市の労働者の職業流動周期に関する分析報告により、上海市民は平均で4年に1度転職していることがわかった。転職の頻度は学歴に比例し、年齢に反比例する。 同報告は過去1年間に退職記録がある市内の労働者のべ95万人を対象に、分析?研究を行いまとめたもの。同市がこうした分析報告を発表するのは今回が初めて。 職業流動周期とは、一人の労働者が一つの職場で継続的に働いた時間数の平均を指す。データによると、2005年の同市の労働者の職業流動周期は46.4カ月でほぼ4年に相当し、前年に比べると9.2カ月短縮した。ここから労働者の転職の頻度が高まり、市場が活発化していることがうかがえる。 高学歴労働者は転職頻度が高く、職業流動周期が相対的に短い。うち四年生大学卒業生が21.1カ月と最も短く、大学院出身者は22.8カ月、短大卒業生は30.5カ月となっている。 年齢をみると、30歳以下の若年層の転職頻度が最も高く、職業流動周期は平均17.5カ月で、前年に比べ0.5カ月短縮した。 「人民網日本語版」2006年3月3日 |