春の到来と共に渡り鳥の大群が黄河デルタにやって来た。有効に鳥インフルエンザを予防するため、黄河デルタ自然保護区では専門の記録文献保管業務を開始した。 黄河口の独特な湿地生態は鳥類に大量の水草、種子、穀物、昆虫などの食物を提供しており、広大な葦原、湿地は鳥類の絶好の生息地となり、東北アジア内陸と環太平洋の渡り鳥の重要な中継点となっている。不完全な統計では、毎年約400万羽の渡り鳥が黄河の河口に生息し繁殖している。 大量の渡り鳥の到来は疫病の伝播をもたらす、目に見えない危険でもある。鳥インフルエンザに適切に対応するため、黄河デルタ自然保護区大汶流管理ステーションに渡り鳥観測に従事する4チームを組織し、保護区の各所で、特に5万ムー(15ムーは1?)の湿地貯水池内の鳥類に対して重点的に観測を実施し、鳥の種類別に保管記録文献を作成している。保管記録文献には詳細な渡り鳥の種類、数量及び自然保護区における生活状況などの情報が記載されており、重大な病疫が発生した場合、ただちに発見し、報告することができる。 「チャイナネット」2006/03/23 |