浜海新区の速やかな発展、北方国際航空便センターと国際物流センター開設の必要性に対応するため、3月23日、天津港の東疆港区の現場で30万t級原油埠頭工事に着工、北港池コンテナ埠頭三期工事定礎式典が挙行された。これは第11次五カ年計画期(2006~2010年)に、天津港を中国最大規模の最も開放された保税区を有する港湾とし、環渤海地区最大の総合港湾から現代化した国際深水港湾に転換するテンポの加速を意味している。 天津浜海新区の開発、開放の加速は、環渤海地域及び全国発展戦略の重要な一布石である。浜海新区を現代化製造業の基地、研究開発実用転化の基地として、大開発、大開放構造を形成させるため、港湾に対する要求もさらに高くなっている。天津港を北方国際航空センター、国際物流センターの最先進的な中心キャリアーとして建設する。規模の拡大、先進的港湾としてのグレードアップ、先進的機能の完備、構造調整、環境改善を目指して、「十大工事」を重点的に実施する。国際中継など港湾の4大機能の整備を行い、主として東疆保税区の建設を加速して国家優遇政策を獲得、利用し、天津港の国際中継点としての、特に中部、西部アジア地区の中継点としての機能を増強して、さらに浜海新区の開放度を拡大する。 天津港30万t級原油埠頭工事は天津港の港湾グレードを上昇させ、大型化を象徴する工事であり、天津の大型エチレンプロジェクトのための重要な工事でもある。該工事は年間原油輸入2000万tが可能な30万t級原油埠頭1座の建設である。工事には主として埠頭建設工事、アプローチ、送油パイプライン、港湾浚渫、加工技術システム及びその他の付帯施設が包括されている。該工事の建設は我が国原油輸入の発展、需要に適合しており、国際海運船舶大型化の要求にも準拠しており、内陸の石化企業の輸入原油輸送費用を軽減させることができるので、国際競争に参与するための条件にも適合している。 天津港北港池コンテナ埠頭三期工事は東疆港区西部南側の海岸線に位置し、沿海総延長距離2300mに10万t級コンテナ専用バース6座を建設し、年間取扱高400万TEUを見込んでおり、長期的にはスエズ型コンテナ船の停泊の可能性も残している。該工事は東疆港区開発建設を象徴する工事で、天津港に世界的にも先進的なコンテナ積卸施設を装備させるだけではなく、積卸規模も大きく発展し、保税港区の建設テンポを加速させ、天津港が地域的コンテナ海運センターとなるための必要条件を提供している。 「チャイナネット」2006/03/31 |