先ごろ農業部は、2007年度に中央予算から特別支出金を出し、全国範囲で260万農家を選択して家庭用クリーンメタンガスを供給すると発表した。 「260万農家は西部地区と糧食主要生産地区を重点とし、メタンガス供給と家畜小屋改造、厨房改造、トイレ改造を同時設計、同時施工して、基層農村のメタンガス供給サービスネットワークを構築する。2005年末までに、全国ですでにメタンガス供給戸数1800万戸を達成している。農村のメタンガス供給は迅速に普及しており、農村生活用エネルギー問題は解決し、生態保護の成果も強固になっている。8?の家庭用メタンガス池を建設すれば、平均4人家族家庭の炊事用エネルギーの80%が賄える。全国にある現有の1800万戸用のメタンガス池は1090万?標準炭のエネルギー消費と林地5940万ムー(15ムーは1?)の年間蓄積量に匹敵する。農村のメタンガスは人畜の糞便を廃棄物から宝物に変えた結果で、農村の「汚穢、乱雑、劣悪」状況を改善し、また各地の住血吸虫病、煤煙汚染型フッ素中毒、豚連鎖球菌病などの疾病、疫病に対する重要な予防措置となっている。メタンガス池を処理することによる住血吸虫の卵の死亡率は100%である」と農業部の危朝安副部長は説明している。 農業部の計画に基づけば、「第11次五カ年計画」(2006~2010年)期間、わが国は生態家園富民行動を実施する。第一に500県(場)に1万の資源良性循環生態新村を建設し、農家のクリーンエネルギー普及率80%以上を達成し、メタンガスの普及と機能の開拓発展を推進する。第二に生活ゴミと生活汚水の処理利用率80%を達成し、環境衛生の質を改善する。第三に農作物茎藁の資源化利用率80%以上を達成し、化学肥料農薬利用率を5~10ポイント向上させ、優良農田を守り育てる。第四に基本的に草原と漁業資源の持続可能な利用を実現する。 「チャイナネット」2007/02/26 |