中国国家工商行政管理総局筋によると、2006年11月現在、中国の個人経営者は17.1億ドルの輸出入総額の実績を記録しており、私営事業者は2181億ドルの輸出入総額の実績を実現しており、昨年同期比5割増となった。 対外開放の深化に伴い、中国の対外貿易メカニズム及び個人経営?私営経済の外部環境も変わってきている。また、中国政府も前後して、2004年に新たな『対外貿易法』、2005年に『非公有制経済36カ条』など一連の政策を打ち出し、個人経営?私営経済の海外進出のため、公平な環境を創り出すことに力を入れている。 全般的状況を見ると、中国の私営企業の輸出入貿易には次の5つの特色がある。 (1) 一般貿易を主な経営方式としている。例えば、個人経営の一般貿易額は16.9億ドルに達し、同期の貿易総額の98.8%を占めている。 (2) EU、アメリカ、ASEAN及び香港が主要な貿易パートナーである。 (3) 輸出製品の構成を見ると、軽工業及び機器?電子製品はかなり大きな割合を占めており、軽工業の中では、衣料、紡績用の糸及び靴が重要な地位を占めている。 (4) 分布地域からみると、対外貿易志向の個人経営?私営企業は主に東部沿海地域に集中し、地理的格差が顕著になっている。そのうち、広東省の個人経営者は対外貿易の分野で先頭を切っている。 (5) 対外貿易志向の個人経営者の数は急増しており、現在までのところ、輸出入貿易に携わる会社の数は2536に達し、昨年同期比6.4倍増となっている。 今後、個人経営?私営企業は中国の対外貿易に大きな影響を及ぼすに違いないと専門家たちは見ている。 ?チャイナネット?2007年2月7日 |