外交部の定例会見で6日、姜瑜報道官が質問に答えた。 ――中国は「京都議定書」の調整をどう受け止めるか。地球温暖化に対し、どのような対応策があるか。中国は排出削減義務を受け入れるか。 地球温暖化は先進国による長年の排出と現在の高い1人当たり排出によりもたらされたもので、先進国はこれに対し、逃れようのない責任を負う。地球温暖化をめぐる現在の話し合いの核心は、先進国が「国連気候変動枠組条約」と「京都議定書」の規定に従い、排出削減義務を率先して引き受け、排出削減措置を適切に講じることだ。 現在のところ発展途上国の排出量はまだ低く、排出削減の潜在量も小さい。しかし中国としては、持続可能な発展の戦略に照らし、地球温暖化対策のために可能な限りの貢献をしたい考えだ。中国政府は環境保護を高度に重視しており、環境保護を基本国策と定めてもいる。また、持続可能な発展を重要な戦略とする予定だ。近年われわれは、産業調整、エネルギー構成、植樹造林、人口増加の抑制を含む一連の強力な措置を講じ、「大気汚染防治法」など一連の法整備を進め、環境保護知識を大々的に普及させるなどして、顕著な成果を上げた。「第11次五カ年計画」では、省エネ?排出削減目標の達成を確かなものにするため、温室効果ガスの排出抑制における目に見える成果、単位GDP当たりエネルギー消費の20%削減などの目標を明確に示すとともに、小型火力発電5千万キロワット相当の稼働停止などの措置を講じている。これらの任務は試練に満ちたものだが、われわれは国際社会との協力を強化し、目標の実現に努め、地球温暖化対策に新たな貢献をしたいと考えている。 「人民網日本語版」2007年2月8日 |