商務部のまとめた最新の統計によると、今年の春節大型連休期間中、全国の社会消費品小売総額は2200億元に達し、前年の春節休暇期間に比べ15%増加した。うち、飲食業は18%増。商務部市場運行調節司の関係者によると、2007年春節の消費には次の5つの特徴があり、住民の消費理念の進歩が見られたという。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。 (1)商店の販促がレベルアップ 国による販売促進行為の規範化政策の実施と、消費レベルの向上に従い、各地の商店では今年の春節期間、以前の価格の値下げに頼った販売促進から、文化的で、サービス、ブランドを重視した販売促進への切り替えが行われ、販促行為が規範化され、商品の売り上げも穏やかに成長した。 (2)家電市場で中?高級家電が人気 家電市場の消費構造がレベルアップしたことも特徴の1つだ。高級家電、デジタル商品などが人気を集める都市も見られた。大連、福州、寧波などでは家電市場におけるフラットテレビ、左右開き冷蔵庫、ドラム型洗濯機など高級家電の売り上げが通常の2倍以上に達した。北京の家電量販店?大中電器におけるフラットテレビの売り上げも、カラーテレビの総売り上げのうち9割以上を占めた。 (3)農民優遇政策で農村の消費市場が盛んに 農村住民の小?中学生の授業料?雑費の免除、合作医療の実施など、国による農民優遇政策の実施により、農民の消費能力が増加した。湖北省、江蘇省などの農村地域では、多くの農民がバイクに乗り、新年の挨拶をする様子が見られた。3000~5000元のバイクが春節期間に売り上げを伸ばしている。 (4)おせち料理は外食が人気 商務部のデータによると、旧暦1月1日~7日、飲食業の売り上げは河南省で22%増、重慶市で23.5%増、黒竜江省で25%増、北京市で20%増となった。多くのレストランでおせち料理を食べるための「席の争奪戦」が繰り広げられた。 (5)消費方式がさらに健全に ショッピング?外食などの消費以外に、読書、ジムなどでの健康づくり、中国茶など文化的な消費も人気を集めた。 「人民網日本語版」2007年2月25日 |