中国社会科学院がこのほど公表した文化青書『2007年の中国文化産業発展レポート』では、デジタル化メディア手段の普及はデジタル?コンテンツの応用を始動させることになり、新たな娯楽の時代を迎えている。 中国社会科学院文化研究センターと上海交通大学国家文化産業創新?発展研究基地が共同で編さんした2007年文化青書『2007年の中国文化産業発展レポート』によると、中国の放送テレビ業が基本的カバー率に達成した後、引き続き「デジタル化」の道を歩み、付加価値サービスの発展を促している。2006年前半期の統計データによると、全国有線テレビ利用者数は1.3億世帯に達し、有線デジタル?使用者は650万世帯に増えた。 国の情報産業部が公表したデータによると、中国「第10次五カ年計画」期(2001年-2005年)には、毎年新規電話ユーザーが1億人増え、固定電話の普及率と携帯電話の普及率はそれぞれ、百人あたり27、百人あたり30.3に達した。現在、中国にはすでに4億の家庭テレビ?ユーザー、8億の電話ユーザーが存在し、各種類の利用者をカバーする端末システムが形成されている。 青書はこうした状況を評価する際、巨大な変革の前夜であるとしている。放送テレビの分野には帯域幅とコンテンツの優位、通信分野に市場における競争での優位があり、デジタル?コンテンツ産業の発展をリードすることになると見ている。 青書によると、インターネット技術は、それ自身の特徴に合致した、「生産と消費が一体化」というコンテンツの生産と消費のパターンを生み出しており、新たな世代の「生産消費者」がすでに現れており、「新たな娯楽の時代」を迎えようとしている。「新たな娯楽の時代」は、「オールDIY」をその基本的特徴としており、文化コンテンツ生産の新たな可能性を切りひらくことになっている。 「チャイナネット」2007年3月12日 |