外交部の定例会見で13日午後、秦剛報道官が記者の質問に答えた。 ――日本とオーストラリアの首脳は共に、両国間の安全保障分野の共同宣言について、中国を狙ったものではないと表明しているが、これを本当に信じるか。日米間には以前から安全保障分野での合意があり、今回日本とオーストラリアも共同宣言に署名した。これは中国を、軍事力近代化の一層の強化に向かわせるか。 両国の発言が本心であることを望む。中国は平和発展路線を歩んでおり、われわれの国防建設は防御的なものだ。われわれが国防力を近代化し、合理的な水準の軍備を保つのは、他国を侵略するためでも対外拡張のためでもなく、完全に自国の安全、領土保全、発展の利益を守るためである。関係国が中国の外交?国防政策を客観的に受け止め、認識することを望む。 われわれは国連憲章の精神と平和共存5原則、相互信頼?相互利益?平等?協力の新たな安全保障観に基づき、域内各国との間に相互利益と協力の友好関係を発展させ、地域の平和と安定を共に守っていきたいと願っている。 中国は他国を脅かしにも、侵略しにも行かない。なので、われわれの心は平然としたものだ。 「人民網日本語版」2007年3月14日 |