楊潔篪外交部長は3日、「イラク国際協定」に関する外相級の国際会議で、「中国は協定を支持し、協定がイラクの復興プロセスの推進に有益であると信じる」と述べた。また、協定の着実な履行に向けて、次の4つの見解を示した。 (1)統合的に調整を図り、力を結集する。各国と国際機関は意思疎通と調整を強化し、国連が引き続き主導的役割を発揮することを支持すべきだ。 (2)総合的に各方面に配慮を加え、バランスよく事を進める。イラク各派の対話と和解を促進し、人権と法治を推進し、経済と社会の改革を加速し、資源を適切に分配し、基本的な生活サービスを確保する。 (3)約束を履行し、実際の効果を重視する。国際社会は復興支援に関する約束を適切に履行し、イラクの復興と自己「造血」機能の強化を支援し、できだけ早くイラク国民が平和と発展による実際の恩恵を得られるようにするべきだ。 (4)監督を強化し、履行を確保する。イラクの主権と独立の尊重を基礎とした上で、イラク復興および国際支援の進捗状況を定期的に評価する。 「人民網日本語版」2007年5月4日 |