水利部によると、中央政府は2007年、水利工事に総額296億5200万元を投資する。人々の関心が高く、直接的かつ現実的な5方面の問題解決に使われるという。 (1)危険性の高いダムの補修を拡大する。 (2)農村部の飲用水の安全確保を加速する。農村部の3200万人が高フッ素水、高ヒ素水、苦水?塩水、汚染水、吸血虫や微生物に汚染された水などを使っており、水質による健康への影響は大きい。このほか、局地的に深刻な水不足となっている地域もある。 (3)大型灌漑地の節水化改造工事などを加速する。穀物の主要生産地と北方の水不足地域をメインとした、大型灌漑地の継続的な節水化改造工事を重点的に配置する。節水モデル事業を引き続き実施する。内蒙古?甘粛?新疆など6省?自治区に、牧畜産地の水利試験地を引き続き配置する。中部4省の大型排水施設の改善工事を実施する。 (4)ダム周辺住民の移転関連政策を急ぎ策定する。 (5)重点水利工事を加速する。淮河の整備と「南水北調」プロジェクト(南部の水を北部へ送る)を優先する。中央政府はすでに、「南水北調」の東?中線ルート1期工事に40億元、淮河整備の主要工事に41億元の投資をそれぞれ実行している。また、長江上?中流と黄河上?中流などの重点流域?地区の水と土壌の保全工事に7億5千万元を投資している。 「人民網日本語版」2007年5月8日 |