臥龍中国パンダ保護研究センタ概要臥龍自然保護区は1963年に設立され、1975年に中国国務院の許可を得て、保護区の面積が20万ヘクタールと拡大された。 「臥龍自然保護区」の主な役割は、パンダを始め、稀少動物資源と高山生態環境の保護であり、ここは国家林業省に直轄する中国最大のパンダ生態自然保護区で、「パンダの故郷」や「大自然の遺伝子倉庫」とも呼ばれている。 1980年臥龍自然保護区は、国連教育科学文化機関の人と生物圏保護区ネットワークに加入することが許可され、同年、世界野生生物基金と提携して、世界で唯一の中国パンダ保護研究センターを設立し、1983年に、センターが正式に竣工した。 研究センターは、主にパンダの繁殖やパンダの数の増加について応用基礎研究を行い、そして、そこからパンダを中心に稀少動物の行動や生態、飼養、繁殖、子育て、生理学、生物化学、内分泌、遺伝、病気の防止、人工回復及び、種と群落の観測などの分野において、基礎と応用の研究を行ってきた。
中国臥龍パンダ保護研究センターが設立して10数年以来、若くて実力の有る科学研究チームが育ってきた。 この中には、動植物生態学、生物学、地理情報システム、衛星位置測定システムによる生態環境分析と評価、予防及び臨床獣医学、飼養学、栄養学、繁殖学、生物化学、遺伝工学、細胞生物学などの専門的人材が含まれる。 「臥龍中国パンダ保護研究センター」は、多年の研究成果から専門著作を9冊出版し、研究論文を300篇発表した。そのうち、4項目の研究プロジェクトは中国林業省や四川省科学技術成果賞をもらい、延べ5人は科学技術優秀論文賞を獲得した。 1990年から2001年9月まで、「中国臥龍パンダ保護研究センター」では、人口繁殖の方法により、パンダが34回、53頭を出産して、内41頭が無事生存した。しかも、今まで海外、国内で初めて三つ子パンダの出産が奇跡的に成功したことがある。 海外で育てられている臥龍のパンダたち
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