基地の概要1987年3月に成都市の北部斧頭山、街の中心部より10キロ離れているところに、成都パンダ繁殖研究基地を設立された。10年間のプロジェクトのうち現在第1、第2期工事は既に完成しました。現在敷地面積は34781.8m2である。 成都パンダ繁殖研究基地は造園の工夫により野生パンダの生活環境を再現し、パンダの発育に応じて成体、亜成体、幼体飼育区を作り、そして、パンダ博物館及びサービスセンターを開設した。 成都パンダ繁殖研究基地は、中国国内のパンダなどの稀少野生動物を保護する為の主要な場所であり、ここは一流の設備と専門家及び技術者を揃えている。今まで、パンダ等の稀少野生動物に関して基礎と応用の二つの分野から研究を進めており、1980年から現在まで中国政府や、四川省、成都市政府及び中国林業省、科学技術委員会より40以上の発明賞、科学進歩賞等を受賞した。そのうち、“パンダのDNA指紋探針研究とDNAの採取方法の樹立”、“双子パンダの幼期養育研究”及び“パンダの出血性腸炎病原及び予防研究”等の項目は国内において最高レベルに立っている。最近、“成都稀少野生動物繁殖と遺伝開放実験室”が設立され、繁殖生物学と保護遺伝学を主に研究している。しかも、パンダの繁殖と遺伝研究では重要な成果をあげた。 成都パンダ繁殖基地は1993年にパンダ博物館を開設した。それは世界唯一の稀少野生動物を保護するために開設したテーマ博物館で、主にパンダ館、蝶蝶館及び脊椎動物館からなっている。 パンダ等の稀少野生動物を保護する面において優れた成果をあげたため、成都パンダ繁殖研究基地は国連の環境企画部門から“ワールドランキング500”、中国の環境保護の最高賞である“中華緑科学技術金賞”、“全国環境総合管理優秀工程賞”及び“全国科学普及教育基地”など高い評価受けている。 パンダ繁殖 成都パンダ繁殖研究基地は、人工授精によるパンダ繁殖事業において、目を見張る成果を収めている。1980年以来、成都動物園は世界初の冷凍精液でパンダの繁殖を成功させて以来、もともと6頭しかいなかったパンダが、2001年8月2日までに成都パンダ繁育基地と成都動物園合わせて、42回66頭のパンダを出産し、そのうち半歳以上生育したのは38頭にのぼっている。今、現在成都パンダ繁育基地は34頭のパンダが暮らしている。“英雄母親”と呼ばれるパンダ“美美”は人工繁殖で9回11頭の子パンダを出産した上、7頭を生育した奇跡を作り、“美美”の娘“慶慶”は母親の記録を破り、7回11頭の子パンダを出産し、全て生育した。これは現在、成都パンダ繁育研究基地で人工飼養による3代目のパンダの繁殖と生育を成功させたという事の証明である。 現在海外の動物園で活躍するパンダたち5頭の成都パンダ繁育研究基地出身パンダが海外の動物園で暮らしている。
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