2012年10月4日中国とフランスの専門家からなる調査隊は「中国最長洞窟」と称される貴州綏陽県にある双河洞窟に対して共同調査を行った。今回の調査隊の調査の目的は以前の調査に引き続き双河洞の長さを測量するほかには、今回調査が行われる竜塘子水洞は、双河洞の支洞の中でも最も新しく、成長を続けている洞窟である。この洞窟の入口は周囲を絶壁に囲まれた天坑(自然に陥没してできた巨大な穴)の底部にある。調査隊は未知の洞穴生物の探査を行うほか、竜塘子水洞がこれまでに見つかった洞窟とつながっているかどうかを検証する。 双河洞は118本の大小さまざまな支洞と4本の地下水脈からなり、上下4層に分かれ、33の入口がある。これまでに確認された長さは138キロ、専門家は、これほど複雑な構造が形成された理由として「山から雨水が絶えず浸透し、岩石が溶解して形成された」との見方を示す。 探査の結論には洞窟内には石筍、石柱などの鍾乳石が混在しているほか、五種類の新しい洞穴生物、支洞2箇所が発見されている。専門家は「今回の調査は今後のカルスト地形研究に向けて重要な意義を持つ」と語る。今回の探査は双河洞の長さ145.891キロ、元の138キロより7キロが延びた。亜細亜では2番目になっている。
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