中国南方カルスト
英語名称：South China Karst
世界遺産登録年：2007年6月27日
遺産のタイプ：世界自然遺産
所在地：雲南、貴州、重慶 、広西
内容：雲南石林、貴州茘波、重慶武隆、広西桂林、貴州施秉、重慶金佛山、広西環江
中国南方カルストは中国の世界自然遺産として、2007年国際連合教育科学文化機関に世界遺産名簿に登録されました。雲南石林、貴州茘波、重慶武隆は第一期の中国南方カルストとして申請して2007年6月27日第31回の世界遺産大会では入選されて広西桂林、貴州施秉、重慶金佛山、広西環江は中国南方カルスト二期の申請内容として2014年6月23日第38回世界遺産大会では世界自然遺産に入選されてこれが中国南方カルスト遺産の発展です。
カルストは水が可溶性の岩石に侵蝕の効果で形成した地表と地下の形態の総称と称されて、地形の特徴です。中国南方カルストが最も著しいカルストの地形のタイプ(塔の形、錐の形カルスト地形)及び天生橋、天坑などのような雄大、奇特なカルスト景観で、世界中で最も壮観な熱帯から亜熱帯までのカルスト地形の代表と言えます。
カルスト(KARST)地形とは石灰岩が雨水や地下水の浸食などによって変形した地形のことです。
中国の各地では大きさが異なる石灰岩が分布して中国のカルスト地形が広く分布されて中国南方に分布するカルスト地形が5万平方キロがあり、主に雲南省、貴州省、広西チワン族自治区、重慶市に分布して中国南方カルスト地形は中国カルスト面積の55％を占めて重要な立場が科学界に認可されて、国内乃至国際では重要な意味を持つカルスト地域を持っています。中国南方カルスト面積が広くてこんなカルストの発展、進化、地形の多様性のカルスト地形が珍しくてシリーズとして世界遺産を申告するのが当たり前でそして中国南方カルスト地域の地形の多様性は整体として表現されます。
雲南石林
石林は2.7億年の前に形成されて長時間の地質の進化や地殻変動や水の浸食作用などにより今の珍しい地質遺跡に形成されて世界のカルスト地形、世界各地に分布する石林はほぼここに集まって鍾乳石、洞窟、瀑布、地下の河などは高原カルストの立体の地図と言えます。
石林景勝地面積が1100平方キロ、保護エリア面積が350平方キロです。景勝地が石林景区、黒松岩(乃古石林)景区、芝云洞、長湖、飛竜瀑(大畳水)景区、圭山国家森林公園、月湖、奇風洞という八つ部分があります。この中に旅行エリアとして解放するのが石林景勝地(中心景勝地)、黒松岩景勝地、飛龍瀑景勝地、長湖景勝地です。
石林の魅力は自然景色に拘らず特有な石林少数民族風情も特有な魅力があります。
石林の魅力は自然の景観にあるだけではなくて、また（まだ）独自の特色を持つ石と林撒尼の土着の風情にあります。イ族の言葉で記録した古いサニ詩歌「アシマ」(阿詩瑪)は20国以上の言葉に通訳されて国内外で発行されて、映画「阿詩瑪」に編集されて国内外に知られています。サニの歌「遠方的客人請您留下来」という歌が世界に知られています。毎年の旧暦六月二十四日でイ族の松明祭りはサニ人の伝統のお祭りで、相撲、闘牛、松明祭りは非常に盛大で東方のカーニバルと言えます。
景勝地に入るとまるで時間トンネルに歩み入って自然の魅力を十分に楽しめます。海底の迷宮、絶壁の山山、峰が重なり合って、千軍万馬に如く、また古い城、鳥類と獣類、人間万物にも如く、生き生きして真に迫っています。
石林は雲南省の東にある高原にあり、石林イ族自治県にあり、昆明市内より78キロ離れて、標高1500ｍ-1900ｍ、一年中の温度が約16度、冬は厳寒がなし、夏に酷暑もなし四季はまるで春のように、自然風景、民俗風情、お休みのリゾート、科学研究などが一体としている有名な大型の景勝地で天下一の景観、石林博物館と賞されて、中国で初回の重点景勝地、中国国家地質公園、世界地質公園です。石林は世界で最も珍しいカルストの地形景観を持って世界では特有な立場を持っています。
雲南石林地質公園「石林」とは世界では最も早いカルスト専門語でB.C300年の屈原「天問」にも石林という言葉がありました。
19世紀後期にフランスのパリの定期刊行物に石林イ族サニ人と文化の関連する登載があり、1931年政府に注目されて石林公園を建て始めてその以後に石林の科学研究文献の記録があります。40年代に大勢の学者が石林やイ族文化を研究し、50年代－80年代、国内外の学者は石林に集まってきて水文地質学、動物、民俗、社会経済などに考察して、雲南省の省級自然保護エリアと国家重点景勝地を建て始めて石林旅行開発研究が著しい収益が発生します。
90年代中期に国際カルストの学術会議を開いて、2回の石林の特別テーマの国際シンポジウム、石林の地質地形の研究を完成して、石林の科学価値と国際立場が世界に認められて、1999年石林管理局と中国科学院北京地理研究所は一緒に石林研究センターを成立して国内外のカルスト学者は石林基金学術委員会を成立して研究基金を設けて石林旅行から資金を振り替えて石林研究に使用します。
2000年石林では国際イ族文化検討会を開催し、科学的に石林に研究するのが石林開発、保護に基礎を打ち立てました。
2007年6月27日午後14：16、ニュージーランド現地時間の午後18:16、ニュージーランドクライストチャーチで開催した第31期の世界遺産大会は「中国南方カルスト」を採択して石林が正式に世界遺産名簿に登録されました。
これが中国六番目の世界自然遺産、34番目の世界遺産、雲南省では三番目、昆明では初めての世界遺産になります。
2006年1月、中国政府は正式に「国連教育科学文化機関世界遺産委員会」に雲南省石林を含める中国南方カルストの世界自然遺産を申告して及び最後に世界遺産申告が完成しました。世界自然保護連盟(IUCN)は特有な石灰石柱はカルスト地形の代表となり、石林県の石林が２億７千万年を持つカルスト地形の発展の特徴が分かれます。
中国石林は世界中にある石林地形の最高模範と言え、地形変化の歴史が特有から雲南石林が中国南方カルストの催行模範と言えます。
貴州茘波
貴州茘波カルストは貴州省南東にある茘波県にあり、貴州高原と広西盆地の過度の地帯にある錐の状の代表です。貴州茘波の完全な生態状態が今世界自然遺産を申告する主流になり、優先に世界自然遺産の位に登録される優位を持ち、特有な遺産の価値を持ち、中国南方カルストの代表と認められます。
茘波県は黔南布依族ミャオ族自治州に所属されて広西と隣り合います。茂蘭国家級カルスト森林自然保護区は茘波県の南東にあり、南東部のカルスト森林エリア、甲良鎮洞庭五針松保証点と小七孔カルスト森林科学游覧区という三つから構成されて総面積が21285ヘクタール、この中に中心エリアが5827ヘクタールです。
茂蘭カルスト森林は二十世紀八十年代から海外の探検家や旅行社に注目されたけど国内にあんまり知らなかったです。今までも突き抜けているのが挑戦すると言えます。2005年「中国国家地理」雑誌では「中国最美の森林」に入選されました。
茘波カルスト原始森林、水上森林、円錐状森林の三つの場所を茘波三絶と言えます。それぞれが違う空間の山中、水中、天坑などに成長しましたけど皆貧しくやせているカルスト地形の環境に成長して皆に石から成長した森林です。これが自然の奇跡です。
カルスト地形形態と森林により茘波カルスト原始森林を円錐状森林、窪地森林、盆地森林、槽谷森林に分けます。
円錐状森林は森林が密集するカルスト峰林が群生して、周りが群山に閉鎖されて底が円錐状の水滴の洞窟があり、巨大な青い穴を呈していて、円錐状の底は錐の峰までが高さ150－300Ｍ、人の形跡がなくて万物は原始自然の特色を持っています。
窪地森林は森林に覆われるカルスト錐面窪地です。よく村が点在すると見えます。田園は青い峰叢の間に嵌めてカルスト泉や地下河が窪地から緩やかに流れてきて澄み切って田園森林風景に構成しました。プイ族の質朴な木製の部屋、高床式家屋、小橋、渓流などは絵のようです。
盆地森林は森林率の高いカルスト盆地です。周りに森林が密生する峰が高く聳え立って盆地が広くて平坦で田畑が肥沃、地下の河は流れて、生い茂っている盆地森林景観に形成しました。
｢水は石の上に流れ、木は石の上に成長する｣とは茘波県の景観の水上森林で、樹齢はほぼ百歳以上です。小七孔の水上森林が珍しい景色です。水上に聳え立てる大木は根部はしっかりと岩石を抱きついてなんと洪水に押し流されていきません。小七孔鴛鴦湖にある長さ700Mの水上森林で筏を漕ぎ、非常に静かです。
貴州施秉
中国南方カルスト二期は第38回世界遺産大会では世界の遺産の名簿に登録しました。雲台山を代表する施秉カルストが「中国南方カルスト」第二期世界自然遺産の申告の手続きが終わりとのことで、貴州茘波カルストと赤水丹霞の継ぎに貴州省にある三番目の世界自然遺産です。
施秉県北部にある施秉カルスト世界自然遺産が総面積282.95平方キロで、全ては雲台山景勝地、杉木河景勝地、杉木河水源涵養林の内にあり、稀少な植物が約400種類近く、貴重な動物が約100種類近くが成長して施秉カルストは古く不溶性を持っている白雲岩に育てる典型、完全な白雲岩カルスト地形で、峡谷カルストが一番代表性を持ち、世界で熱帯、亜熱帯白雲岩カルストの模範となります。世界自然遺産の専門家は白雲山を考察する時に「施秉カルストが世界の唯一性を持ち、ほかのカルストが匹敵ができない天然美を持つ」と評判しました。
重慶武隆
重慶武隆カルストは世界自然遺産の「中国カルスト」世界自然遺産の一部です。カルスト地形の代表として、芙蓉洞、天生三橋、後坪沖の三つの部分から構成されて、重慶市武隆県の南東、北、北東にあり総面積380km2です。
天下第一洞--芙蓉洞はカンブリア紀とオルドビス紀の炭酸塩の岩に発育して、汽坑洞、衛江嶺洞、新路口洞、水簾洞、芙蓉洞、四方洞などから構成されて汽坑洞が代表として垂直洞窟は洞窟を探検する愛好者と探検家の楽園です。芙蓉洞が代表としての横向きの洞窟が観光客の最高の遊覧の所です。洞窟は規模が広くて洞内の化学侵蝕形態が多くて見切れない鍾乳石、洞内の池、鍾乳石の破壊、墜落形態などは歴史の発展変化の過程を記録しています。中国洞穴専門家の朱学穏教授は「科学研究と科学普及のほうから見れば芙蓉洞が洞穴科学博物館」と評価しました。
武隆天生三橋は500年の前の明代「一統志」にも記録があり、天生橋、天坑、洞穴、カルスト泉などから構成されて、谷の深さが200－400Ｍ、この中に羊水峡、龍水峡の地縫い式カルストの峡谷が一番壮観です。カルスト天生橋が1.5キロ範囲の峡谷に分布して、橋の間にまた天坑もありこれが世界でも例がないです。
天龍橋に二つの空間があり、南のほうが北のほうが今の天生橋通路で、人工が造った橋の様子を呈して山頂から麓まで235ｍの落差があります。青龍橋は豪雨の後の飛瀑が流れ落ちて飛び散った水が霧になるために虹になって蒼竜のように見える為名前付けられて、 山頂から麓まで281ｍ落差があります。黒龍橋が洞穴が奥深く暗くて黒い龍の姿の様子と似ている為名前が付けられて山頂から麓まで落差223ｍがあります。
天龍橋、青龍橋、黒龍橋の三箇所の高さ、橋の拱頂、橋面の厚さの総計という重要なデータが世界一です。
後坪天坑は深さが195.3M－295.3M、今まで見つけた天坑が国内外では初めてでこの景観は原始状態のままを守っていてまだ開発していません
三箇所の景観は中国南方カルスト三絶と称されて、洞穴、天生橋及び峡谷、カルスト天坑などの違う表現形態で地球の発展が地殻の運動、変化から発展したものです。
重慶金佛山
南川金佛山は美しく自然風景や特有な地形を持つ為に国内外の観光客に愛顧されています。重慶南部の南川区、大婁山山脈の北部にあり、面積が1300平方キロ、景勝地面積が441平方キロ、最高峰の標高が2238M、中国国家級自然遺産、東方のアルプス山脈と称されます。原生のまま残された大自然には珍しい植物や野生動物が成長ています。夏の避暑地、冬の雪の遊びの観光地です。2014年6月23日金佛山は世界文化遺産名簿に登録されて、比べると下記の五つ特長を持っています。
1．金佛山カルストは世界台原カルストの代表
頂上が波形の平面で平面の周辺が崖が険しく雄大で美しいです。崖の周長が50KM、60KM、高さが150－500M、金佛山カルスト世界遺産の申告の地と辺縁地帯です。
2．標高が高く古い洞穴群
金佛山頂上にある高さが1800－2100Mのところに三箇所の巨大、古い標高が高い地下河川 (古佛洞—仙女洞—霊官洞—燕子洞洞穴及び関連の洞穴、金佛洞—羊子洞洞穴及び関連の洞穴、観音洞洞穴及び関連の洞穴)、探測により長さが25キロ、洞穴の幅20－120Ｍ、高さ10－80Ｍ、洞穴の沈殿物の年代が80万年の前と判断されました。洞穴の規模が広くできた年代が古く段階が明確で金佛山水分地質と古代カルスト地形の変化の重大な変遷を現れます。
3．多彩な地表カルスト地形
地質の構造運動は丘、窪地、石林、滝、峡谷、崖などのカルスト景観に形成できてそして雪、霧氷、雲海、日の出、仏陀などの自然天象景観も出てその天然美が驚かせるほどになります。
4．豊富な多様な生物
中央アジア熱帯に位置する金佛山は中国南西地域ではめったにない生物の遺伝子バンクです。同じ緯度にあるカルスト地形では生物が一番多様、豊富なエリアです。有名な銀杉、金佛山蘭、白い頬のTrachypithecus francoisi、金佛山Hynobiidaeが滅多にない生物の多様性景観を構成しました。
5．天然植物陳列室
金佛山は中国南西にある｢宝石｣で、25万畆の原始森林では237科、2997種類の植物が生えています。景勝地は特別な自然風景、めったにない植物と動物、険しい岩の造型、神秘な洞穴、変幻がめまぐるしく予測できない気象の景観と古いお寺遺跡が峨眉山、青城山、縉云山と一緒に「巴蜀四大名山」と選定されています。
広西桂林
中国南方カルスト二期自然遺産の申告の所が広西桂林カルスト、貴州施秉カルスト、重慶金佛山カルスト、広西環江カルストから構成されます。二期の世界遺産の内容は高原から代表性を持つ低地平原までのカルスト地形は完璧、特有なカルストの発展過程を表して及び世界で最も壮観、多様なカルスト景観を展示できます。
桂林カルストは世界では大陸型の塔の形のカルストの模範と言えて世界で特別、綺麗な塔の形のカルスト地形景観を展示して中国南方カルスト地形の変化の歴史と完璧な結末を代表しました。桂林カルスト遺産は漓江エリアと葡萄エリアから構成されて、この中に主なエリアが漓江周辺です。漓江両岸に代表性の意味がある峰叢と峰林奇峰、奇岩景観、葡萄エリアに峰林カルスト地形を展示します。
広西環江
2014年6月23日カタールドーハで催行する第38回世界遺産大会では広西河池市環江カルストが世界自然遺産に入選されました。
環江カルスト総面積が11559ヘクタールで、中国雲貴高原の南東の辺縁から広西低山丘陵地帯まで延長する山の斜面地帯です。環江カルストは茘波カルスト世界自然遺産と一体に繋がって高原カルストから低山丘陵カルストまでの完全な状態を守っていて峰叢、峰林、窪地、低湿地、洞穴などのカルスト地形があり、塔の状のカルスト、剣の状のカルスト、錐の状のカルストなどの代表制を持つカルスト地形を展示して完全及び特別なカルストの変化過程を反映して見込みはない美学価値、科学価値を持っています。
桂林の峰林平原は特別で珍しいです。桂林では奇峰、奇岩の綺麗な漓江山水のほかに両岸にめったにないカルスト地形も生み育ています。桂林はそのカルスト地形の代表です。
環江地形は特別な美学の価値を持ち広西北西部にある環江カルストの特有な風景で、中国地勢の第二段階と第三の段階の過度エリアにあり、高原カルストから低山丘陵カルストまでの完全な地勢を持っています。
