福建土楼
福建土楼は大抵に福建客家人の建造した為に客家土楼と称されます。土楼は宋、元から建造し始めて明代の後期、清代と民国時期に建造の技法が整備しました。土、木、石、竹を主要な建築材料にして炙ったことがない土を決まっている割合の沙質の粘土と粘性の砂土にかき混ぜて作ったものを壁板で二層以上の部屋に挟んで築きました。
福建土楼は福建客家人の建築の宝物として客家人に誇りに思われていてまた人文の要素も凝縮して「天、地、人」の三方の結びつける縮図と称されて、十人、乃至数百人が同じ建物に暮らして客家人が一族が一緒に暮らして仲良く暮らす伝統を反映できます。この為に一軒の土楼が村の家族の歴史と言えて土楼の子孫は家系図を参考しなくても正々堂々と一族の起源を言い出せます。
福建土楼は福建省永定県に位置する高北土楼群、洪坑土楼群、初渓土楼群、衍香楼、振福楼があり、南靖県にある田螺坑土楼群、河坑土楼群と貴楼、懐遠楼があり、華安県にある大地土楼群があります。この中に二宜楼は華安県仙都鎮大地村に位置して中国では円楼の代表として「土楼の王」、「国の宝」の賛美があり、規模が広く、設計が科学性を持ち、全体の配置が非常に合理的で、完備に保存される為に知られています。2008年7月6日カナダのケベックで開催されている第32回世界遺産大会において中国福建省「土楼 」は「世界遺産リスト」への登録が決まりました。
歴史・沿革
1．形造る段階
宋元時期(西暦11世紀－13世紀)は福建土楼の形成段階です。早期に土楼の規模が小さくて構造が比較に簡単で、大部分が石造りの土台を築かなくて装飾も粗末、基本的に正方形、長方形です。最も早く「重修虔台志」文献に記録がありました。
2．発展段階
明代(14世紀後半-17世紀初頭)、経済、文化の発展に従って人々が益々教育を重視して私塾、書院を設立してあの時に皆学習を尊びました。科挙制度を通じて立身出生の人が多くいったので出世した官吏は大規模建築を建てて中原の通都(大邑)の建築の模様を真似て土楼を建造し建築形式が多様化になり福建土楼が発展段階に入りを示します。
3．真っ盛り段階
17世紀中葉－20世紀上半葉(清朝、民国期間)に、この地区はタバコ、お茶などの加工業が盛んになり全国と東南アジアの各地に売ります。経済の発展や生態環境に対しての認識が高まり住民は住宅に更に高い要求がありました。その一方で人工の激増や家族の共通の利益を見守りの為、大規模の住宅を造り、親戚の数十人或いは数百人を同じ建物に暮らせるのが当然になり、家族の安全や家業の栄えの為にホール式の大きく円楼と方楼（長方形）の土楼囲村を建てました。規模が多様で立派で技術が巧みで完璧で装飾も華麗です。晩期に外来文化の影響があり一部の土楼は外来文化の姿が見えてこれが福建土楼の真っ盛りな段階です。
4．継続段階
20世紀五十年代、現地の住民が依然として大規模土楼を建築して今までもなお続きます。この時に、土楼の建築は実用性を重視して構造が洗練になって華麗な装飾がなくなり、この段階が土楼の継続段階です。
景観特徴
世界で特有の点を持つ大型の民家建築です。天人合一の東方哲学思想に従って現地の原材料を採用して渓流の流れに沿って建造されて建築が古風、質朴で、形式は特別で、尺度が適当です。山、川、田園の風景と合わせて人が自然と居心地がが良く住みやす景観になりました。
土楼群の紹介
洪坑土楼群(永定区湖坑鎮洪坑村)
洪坑土楼群の東側、西側、北側に山々が聳え立って樹木が青々と生い茂ります。洪川渓が北から南へくねくねと曲折して続き全村を流れて行って、両岸の地形が細長くて平坦です。13世紀(宋末元初期)林氏の一族がここで基礎を作り上げて2000年まで林氏の一族が638戸2310人がこの土楼に居住しています。鳳城鎮より45キロ離れています。林氏の先祖は大昔に建てた方形土楼の崇裕楼、南昌楼が崩れ落ちました。現存する明朝に建造された最大の土楼が峰盛楼、永源楼などが13基があり、清代に建造された規模が大きいのが福裕楼、奎聚楼、陽臨楼、中柱楼などが33基があり、古代勤労大衆の知恵が凝集しています。建造の時代が違って外観が異なって規模が違う客家土楼及び林氏の祖廟、寺院、学校などは山や谷川に沿って建造されて配置が合理的です。青い山、澄んでいる水、村の道、小橋、田園と完璧に一体に結合されてこの中に振成楼、福裕楼、奎聚楼が2001年5月中国全国重点文物保護単位に登録されます。
振成楼は土楼の王子という評判があり俗称は八卦楼と称されて林氏21世林鴻超の兄弟が民国元年(1912年)建造したもので田舎の山岳にあり交通が不便な為5年の時間と8万の巨資をかかりました。
洋式建築美学とも採用して敷地面積5000㎡、2輪の同心円楼から構成されて外が木造です。高さ4階、直径57.2M、内に廊下があります。建築設計が巧みで配置が科学的に完璧で、東方建築の珠と誉められます。
華麗な振成楼は天、沢、火、雷、風、水、山、地. この八つの要素という八卦の思想によって建造されて北にあって南に向きでほかの土楼と同じです。中の一階が中国北の建築式・四合院式を採用して配置が蘇州園林の風格があり、古代ギリシアの建築風格もあります。1995年建築模型と北京天壇は中国南北の円建築の代表としてアメリカロサンゼルスで展示されて全世界を驚かせました。江西省赣州市五龍客家風情園にある龍安囲は1：1の割合で振成楼を真似て建てました。
タバコの製品を営んで大儲けをし財を成した林氏の三兄弟は林仲山が洪坑村の入口で光漢学校を建造して今に下村小学校になり、1903年林仁山は洪坑村の入口で日新学校を設立しました。
林氏の三兄弟(林仲山、林仁山、林徳山)の林仲山、林徳山が相継いでいなくなって林仁山は独資で雄大な円楼の振成楼の建造を計画したけど過労した為病死しました。仁山の次男(林鴻超、また林遜之とも呼ばれる)は父の志を受け継ぐ為、林氏一族の叔父、兄弟などを招き集めて共同に振成楼を建設しました。楼名は先代先祖の富成公、丕振公の父と子を記念した為に命名しました。
清代（1616－1911）の末期、林氏の三兄弟は、タバコの製品を日本、東南アジア諸国へ輸出されて営んでその大儲けをし財を成して福裕楼(五鳳楼と呼ばれる建築様式)に建て上げました。西暦1880年から造り始めて10数万元の銀貨を費やし３年間で築き上げて敷地7000㎡です。林氏の三兄弟(林仲山、林仁山、林徳山)の友達である汀州知府事・張星炳が設計したものです。内部が細かな彫刻で装飾されていて川沿いに白壁の美しい豪邸です。四合院住宅式、つまり口の字型に建てにして主楼の高さが4.5階建て防衛力を高めました。
このほかに林氏の兄弟は巨額を費やし「日新学堂」を開設して、建物の建造風格は中国と西洋の風格を結び付けて、これも張星炳が設計したものです。学校は人材を育成し中からは人材が輩出しました。
裕楼は洪坑方形土楼の代表です。
黎元洪が大統領を担当した時に、林遜之(林仁山の息子、振成楼の設計者、製造者、中央議員)が書画、対聯の書写が上手及び有名です。振成楼の対聯はほぼ彼の書写したものです。林遜之の弟・林亮之が早稲田大学へ留学して法律学博士の学位を受けて帰国後に闽候、惠安、寧化県県長を担当したことがあり、解放前に永定中学校長を担当しました。
奎聚楼は清道光十四年(1834年)建造。5年の時間をかかって、敷地面積6000㎡、高さ15Mです。宮殿の式の方形楼で遠くからチベットポダラキュウの様が見えます。
光裕楼は洪坑村の北部にあり、福裕楼の南側にあり、東側が洪川渓に隣り合っています。1775年建造、今まで230年の歴史を持ち、敷地面積2500㎡です。三階建てにして計102室です。光裕楼は洪坑村では最も早く完璧に保存される正方形の楼です。
初渓土楼群(永定区下洋鎮初渓村)
初渓土楼群は円楼5基と数十基の方楼から構成されて山や水源の流れに沿って建造されて美学の芸術価値を現して中国勤労大衆の知恵や創造力を展示します。この中に集慶楼は明永楽17年(1419年)建造されて既に580年の歴史を持ち、客家土楼の中で年代が最も古い円楼です。構造は独特、建物の中に階段が72箇所があります。1999年2月県級文化財保護単位と認定されています。
集慶楼
初渓村の北に位置する集慶楼は標高500M、渓流より30M高くて地形が険要です。集慶楼は円形土楼で明永楽年間(1403年－1424年)建てて南側にあって北向きに建てて敷地面積2826㎡です。建物が4階があり、１階が53室があり、二階以上は皆56室があり、下が台所、二階が部屋を閉鎖されて開けなく、三階は倉庫で、三階以上は寝室です。集慶楼の設計は特別で、建物の下に廊下がつけて、建物が72箇所階段で72箇所に分けて、鉄釘をまったく使わない木造の楼です。階段が一番多く最もと特別な土楼と称されて、本建物が中央テレビジョン『下南洋』のテレビドラマのロケ地です。
高北土楼群(永定区高頭郷高北村)
高北土楼群は世界遺産に登録されている土楼の一部です。高北土楼群では一番有名なのは承啓楼と僑福楼です。
僑福楼
僑福楼は福建省龍岩市永定区高頭郷高北村北西にあり、承啓楼の西側に位置して高北土楼群の一部で、1962年建造。円楼。北にあって南に向きです。直径45M、高さ3階、中に廊下があり、本建物が30室があり、門が一箇所、庭の一つがあります。
年に１階を造って計３階、３年の建造時間をかかりました。その時に現代化の施設は僑福楼を最新の土楼の代表にさせます。本楼は博士11名出世したのでまた博士楼とも称されています。
承啓楼
承啓楼(天助楼とも称される)は明の崇禎年間から基礎を定めて清の康煕年間に竣工されて、半世紀の時間がかかって、規模が巨大で造型が特別、郷土生活感の溢れの土楼です。
高さ4階、16.4M、外輪は4周、一階ずつに72室があり、２階目は２重、一重ずつに４０室があり、3階目は32室があり、真ん中が廟です。建物は全て400室、門が3箇所、井戸2基、敷地面積5376.17㎡、直径73M、廊下周長229.34M、60数戸、約400人が暮らしています。1986年中国郵電部が「中国民家」切手を発行してその中に1元の「福建民居」が繋がる承啓楼です。承啓楼は家族の城と言えて、切手は国家の名刺と言えてそのお陰で承啓楼は国内外に知られています。
河坑土楼群(南靖県書洋鎮曲江村)
壮観な土楼群です。展望台へ上がって全景を眺めます。青々とした山と川の間に建造されて美しい土楼でまるでそのままに大地から生んでできるように、渾然一体となります。獅子地から遠望すると暁春楼、東昇楼、永慶楼、陽春楼、春貴楼、裕昌楼、裕興楼からなるので北斗七星のように見えて本楼を北斗七星とも称されています。ここはウーロン茶を生産するので農家はほぼ自分でお茶を栽培してお茶を作ります。
南渓土楼群(永定区湖坑鎮新南村、南中村、南江村、実佳村)
数キロ延々と続いている建築です。永定土楼の代表です。途中に衍香楼、実佳、南渓の三箇所土楼の展望台がつき、高所から眺めるとちょろちょろ流れていく南渓は峡谷を横切ります。峡谷の間に100余りのそれぞれの形が異なっている土楼があり、渓流や山などの景色に合わせて最も美しい土楼という賛美があります。
そのほかの土楼
順裕楼(南靖県書洋鎮石橋村)
順裕楼は南靖県では最大の円楼です。直径が74M、面積4000㎡位、本楼は372室があります。河坑土楼群から3キロ離れています。
和貴楼と懐遠楼(南靖県梅林鎮璞山村)
沼沢地に建造された土楼です。千本以上の松木で建造されて松木の特有な木質だから数回の地震があっても依然として倒れないです。中庭に空き地があり、土が軟らかくて竹竿が土壌に差し込んで水ができます。
懐遠楼は和貴楼から2キロ離れて室内に装飾が精巧で美しくて天窓の中にある「斯是室」は廟堂また私塾です。
龍安寨(永定区城郊鎮古二村)
今まで1300年の歴史を持ち、最も古い土楼です。基礎がないです。今まで残る遺跡の一部が破壊されてしまいました。
裕隆楼(永定区高陂鎮富嶺村大塘角)
裕隆楼は府第式土楼の代表です。清道光八年(1828年)から建造されて6年の時間をかかり竣工しました。今まで170年の歴史を持ち、戸の上の横木に「大夫第」彫刻があり、「父子登科」と書いた横額が1つ掛かっています。建物の深さが108M、幅58M、主楼の高さ11.4Ｍです。裕隆楼ではホール25箇所、部屋118室があります。年代が一番古い五鳳楼とも称されています。
外では布などを川の水で洗ってさらす場所(幅17M)があり、半径30Mの魚池があり、建物の後ろにある山の斜面に長さ55Ｍほどの扇形の垣があり、本建物は敷地が約1万㎡です。
永隆昌楼(永定区撫市鎮新民村)
敷地面積が一番広くて、最も高い土楼です。1851年－1874年建造、20年時間かかって竣工しました。本土楼は二基の土楼から構成されて、つまり方形の福盛楼と福善楼から構成されたものです。福盛楼の門の上の横木に「大夫第」彫刻があり、福善楼の門の上の横木に「中議第」刻まれています。主楼高さ６階、中に私塾、馬屋、帳簿部屋などがあります。
二宜楼(華安県大仙都鎮大地村)
二宜楼は清乾隆五年(1740年)に建てて「郷飲大賓」蒋氏十四世・蒋士熊が建てたものです。敷地面積9300㎡、今は蒋氏一族が住居のところで計20世帯60名位住んでいて史上に多かった時に約300人が一緒に暮らしたことがあります。建築が南東側にあって北西向きに周囲238m、直径約73ｍ、4階建ての巨大な円楼に建っていて、各階に48部屋があり、外環高さ４階、16M、外壁厚さ2.53M、外側の直径が73.4M、上部の窓は攻めてくる敵を偵察し、攻撃するためのものでした。二宜楼は中国円形土楼の代表として「土楼の王」、「国の宝」の賛美があり中国重点文化財保護単位です。土楼の内にある空地では「陰泉」と「陽泉」があり、太極の模様に呈して外の温度が同じですが二箇所の井戸の水温が1度の差が違います。
二宜楼内に壁画593㎡、226枚、色彩上絵99㎡、228枚、木彫り349件、対聯163対が保存されており、福建にある土楼の中でめったになくて中国でも珍しく貴重な民間芸術と称されており、建物の配置が特色、防衛設計も独創で粉飾が華麗で円土楼の王、中華一と言えます。1996年11月二宜楼は国務院に第四回中国重点文化財保護単位と公表されます。
栄誉賞
1998年3月、永定県は世界遺産の申告を計画。
1998年5月、永定県土楼世界遺産の申告の機関を創立して土楼の世界遺産の申告が棉花灘電站、梅坎鉄路の次ぎに三番目の重点プロジェクトとして精一杯に世界遺産申告を進めます。
1999年9月－1999年10月、永定県政府と龍岩市役所は正式に省、中国国家文物局に『関于請求将永定客家土楼列入〈世界遺産名録〉的請示』(永定客家土楼を世界遺産名簿に登録する件)、国内外の有名な世界遺産専門家らを誘って十数回も永定へ考察したり調査したりします。
1999年10月、華安県委、県政府は正式に「華安大地土楼群世界遺産申告」プロジェクトを成立しました。
2000年交響楽「土楼回響」が第16回世界客属懇親大会で上演します。
2000年4月福建省は南靖、永定、華安の三箇所の土楼を連合にして「福建土楼」として世界遺産を申告します。
2002年2月1日、土楼の世界遺産の申告文書は国連世界遺産委員会へ届け、国連教育科学文化機関世界遺産委員会「蘇州決議」は定員の制限があり、福建土楼の申告の進み具合が遅らせます。
2004年1月、永定県客家土楼民俗文化村洪坑村は国家4A級景勝地に昇進しました。
2006年5月、国家文物局は正式に「福建土楼」を中国2008年世界文化遺産の唯一申告する内容として確定しました。
2008年上半期、国際古跡遺跡理事会は福建土楼に対して正式に評定しました。
2008年7月6日、福建土楼は世界遺産名簿に登録。
2009年8月、永定県は福建土楼永定観光地が国家5A級景勝地の申告プロジェクトを設立しました。
2009年10月、永定県は福建土楼永定観光地国家5A級観光地と福建省優秀観光県の専項小組を創立して全面的に世界遺産申告を推進します。
2010年2月、南靖土楼景勝地は中国国家4A級景勝地に認定されました。
2011年4月6日、南靖県福建土楼(南靖)景勝地は国家5A級景勝地に対して専項小組を創立しました。
2011年8月30日、福建土楼(永定、南靖)景勝地は国家5A級景勝地に昇進しました。
客家人
中国広東省・福建省・江西省・台湾省などのところで居住する原住民の重要な構成部分です。主な居住地域は中国広東省・福建省・江西省など山間部であり、梅州、恵州、汀州、 贛州は客家四州と呼ばれます。客家が山岳地帯少数民族の特徴を持つ漢族です。及び漢族が世界では分布の範囲が小さく勢力が弱まる漢民系です。宋朝から広東、江西、福建の三省の交差点に居住するショオ族(畲族)、峒族、漢族などの民族は互いに通婚し千年の進化してきて最後に比較的に安定する客家系を形成します。客家人の主な交流の言葉が客家語です。客家文化は古代ショオ族(畲族)文化、百越文化を受け継いで及び古代の漢族文化も解け合いました。
福建土楼オプショナルツアー
福建土楼パッケージツアー
アモイ発世界遺産(永定初渓土楼群＆武夷山)観光・アモイ⇔武夷山高速鉄道移動3泊4日間
