武候祠

都市郊外にある三国時代の蜀漢の宰相・諸葛亮(孔明)を祭った社。6世紀ごろから建てられ始め、明代には隣接する主君・劉備玄徳の陵墓、漢昭烈廟と併合された。孔明の贈り名である忠武侯にちなむ武侯祠として親しまれている。戦火のため、現存する建物は清代康熙の1672年に再建されたものだ。3.7万平方メートルの広大な境内には、南北方向の中軸線に沿って大門、二門、劉備殿、過庁、諸葛亮殿の五つ主体建築がある。劉備殿には金泥の劉備像が安置され、側棟には関羽、張飛ら文官、武官の塑像がある。諸葛亮殿には、孔明の像や南征時に鍋や銅鑼として使ったという、諸葛亮自ら作ったといわれる青銅製の巨大な諸葛鼓などの文物が納められている。また、大門を通ると、生い茂る緑の中に六通の石碑があり、中でも孔明を称えた唐代の809年建立の石碑はかなりの文物価値を持っており、"三絶碑"と呼ばれている。これらは唐代の著名宰相裴度が作った碑文、書法家柳公権が書いた書、名匠魯建が彫ったもので、いずれも卓越している。
中国語名:
武侯祠(wǔ hòu)
中国語名の読み方:
ウー ホウ ツー
英語名:
Wuhouci Temple

武候祠の写真

武候祠についてのお問い合わせ
武候祠についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ