蠡園

太湖の一部である蠡湖(五里湖)のほとりに広がる蠡園は、江南地方の名園のひとつに数えられる美しい庭園。 越王勾践の臣下、范蠡(ハンレイ)ゆかりの地とされ、范蠡は政務を離れた後に「太湖」のほとりに隠棲し、美女西施と舟遊びを楽しんでいたと伝えられている。園内には築山や楼閣が美しく配されている。太湖石で造られた築山には、どの山にも雲という字がつけてあり、あずまやが設けられている。山と山は橋で結ばれ、迷路のようになっている。築山を抜けると千歩長廊がある。湖畔沿いに約300m続くこの回廊の北側には、ほぼ3mおきに窓がつけられている。89個あるこれらの窓の枠には、それぞれ異なった花柄のデザインが施されていて、どの窓からも違う景色が楽しめる。その他園内には湖心亭、四季亭、宝亭などの美しいあずまやが点在している。四季を現すあずまやが池を囲み、東西南北に配された四季亭には、それぞれ梅や夾竹桃、モクセイといった四季を代表する花木が植えられていて、情緒にあふれている。蠡園はもともとは個人の庭園だったが、解放後に公園として公開された。
中国語名:
蠡园(yuán)
中国語名の読み方:
リー ユェン
英語名:
Li Garden

蠡園の写真

蠡園についてのお問い合わせ
蠡園についてのご質問をどうぞ、24時間以内返信します、見積もりは何回も無料!
についてのお問い合わせ