老子(Lao Zi)
時間:2007-08-08 00:00作者:閲覧数:
【老子】BC. 406~BC. 531
老子は中国、春秋戦国時代の思想家、道家(どうか)の祖である。
姓は李(り)、名は耳(じ)、字(あざな)はタン(「耳」偏+「冉」)。一説に字は伯陽(はくよう)、諡(おくりな)がタン。英語では"Lao-tse"または"Lao-tzu"と呼ばれている。楚(そ)の苦県(こけん)レイ郷曲仁里(河南省)の人である。
なにぶんに伝説的な人で、生れながらの白髪だったので老子と呼ばれたそうである。そして、年とともにどんどん若返り、ついには消えてしまったという話もある。
又、一説に孔子(こうし)に隠の道を教えたこともあると云われ、隠君子(いんくんし)とも呼ぶ。
唐の高宗からは玄元皇帝(玄玄皇帝)の尊号を贈られた。また、道教では神格化して太上老君(たいじょうろうくん)とも呼ばれる。
周(しゅう)に仕えて守蔵室(図書館)の史(書記官)になったそうである。
周室の衰えを嘆いて隠棲(いんせい)を志し、西方の関(函谷関または散関)を過ぎようとした時、関守の尹喜(いん、き)に求められて、無為自然(むいしぜん)の道を説く『老子』二巻を著したそうです。上編が「道」、下編が「徳」の字で始まるので『道徳経』、『老子道徳経』とも呼ばれる。