西安
時間:2007-08-08 00:00作者:閲覧数:
西安は陝西省の省都であり、古くは中国古代の諸王朝の都となった長安である。国家歴史文化名城に指定され、世界各国からの観光客も多い。中国関中平原の中部に位置し、北に渭水が東西に流れ、南は秦嶺山脈が東西に走っている。面積9,983平方キロ、人口約680万人(市街地の人口は約300万人を占める)。温帯大陸性気候で、年平均温度は13度である。
紀元前11世紀からせ西暦9世紀にかけて中国の政治、経済、文化の中心であり、西周、前漢、新、晋、前趙、前秦、後秦、西魏、北周、隋、唐の諸王朝の都となった。1369年明の太祖は元の奉元路を廃して西安府を設置し、西安の名称が始まった。1898年の義和団事件では西太后ら皇族が北京から避難した。中華民国下の1928年西安市が成立。 抗日戦争の頃の1936年には張学良が蒋介石を軟禁する、いわゆる「西安事件」が起きた。1954年陝西省都、副省級市となった。
今日の西安は世界的に有名な観光都市で、無数の歴史遺物、中国西北部の雄大な自然風景、伝統的な民族風情が西安の独特の観光資源を構成し、外国人観光客を引きつけている。兵馬俑 、法門寺、西安碑林、陝西歴史博物館、西安古城壁など「十大観光スポット」は、いずれも「中国の最たるもの」と称される。秦の始皇帝陵と「世界第八大奇跡」と称される兵馬 はユネスコによって世界文化遺産リストに登録されている。