ハニ族(哈尼族)主な祝日、お祭り
ハニ族(哈尼族)
中国の少数民族の一つで、またベトナムの54個少数民族の一つであり、国際性を持っている民族である。雲南省元江と瀾滄江(らんそうこう)の間にある西南部、紅河西側の哀牢山区にある元江、紅河、元陽、緑春、金平、江城、墨江、新平、鎮沅などの県に住んで、またタイ、ラオス、ミャンマー、ベトナムの北部山岳地帯にも住む。
中国のハニ族はほぼ標高800-2500Mの山岳地域に住んで、主に農業は経済の手段で、棚田耕作技術は非常に得意である。
ハニ族(哈尼族)阿瑪突祭り--二月龍日(龍に属する日)
金ミャオ族ヨウ族自治県ハニ族は旧暦二月に阿瑪突というお祭りを祝う。また二月年とも称されて、お祭りの内容は山に祭ったり、先祖を祭ったり、お寺、山林などを祀る。
お祭りの初日に竹で編んだ護符で魔除けする。朝、村の老若男女は井戸の傍へ堆積した泥を整理し寄ってくる。後に祈祷師或いは村で尊敬される年配の方は白い雄鶏を殺して井戸を祭って同時に山を祭る。水は山から恵みで林は山を育てると思われる為に一般的に井戸を木の下に建造するわけである。昼に村の中心に建てる寨心塔(寨心亭とも言い、少数民族村の代表建築)を祭ってから、寨心塔を中心として長いテーブルが続く街心酒宴を披露して、男は欠席できない。お祭りが終わってから林を祭って、女は立ち入り禁止になる。お祭りは一週間続く。
ハニ族(哈尼族)六月年‐‐六月二十四日
ハニ族(哈尼族)六月年は雲南省南部に住むハニ族の伝統お祭りである。一般的に旧暦の二十四日前後行って、日にちが祈祷師から決まれて、3日間~6日間続く。この時に新米が収穫し、新米のご飯を食べたり、収穫した種もみ、トウモロコシなどで先祖を祀る。各の村で牛を殺して天、地、山、村の神様を祭って、ブランコに乗ったり、踊ったり、詩歌を歌ったりなどする。主に天の神様とお米の神様を祭る。
ハニ族(哈尼族)里瑪主お祭り--三月
ハニ族の里瑪主節はハニ語とは春の盛んなことであり、ハニ族の伝統お祭りである。毎年の山茶花が満開する三月に行う。紅河湖畔に住むハニ族は郭公が好きで郭公をハニアマと称される。毎年に郭公が飛来して各の村は伝統のお祭りどおりで羊日の日で宴会を披露して、また喬木の花をしぼった汁液でもちこめを浸す、蒸しのもちこめは染めた赤い卵と一緒に郭公に差し上げる。その後は村の前に舞踊したりなどして、男は相撲をやる。
里瑪主節の由来は伝説により郭公は天の神様から派遣されて飛来して春の到来を伝える。郭公を記念する為にこのお祭りを祝う。
ハニ族(哈尼族)イナゴ節--六月二十四月
イナゴ節ではイナゴを捕まえてハニ語では「阿色念」であり、毎年の旧暦六月二十四日に行う。ハニ族はほぼ山岳地域に住んで主に農作物は稲であり、六月年が終わってから稲の穂が出て、虫の大量発生する時期になって稲の豊作を確保する為にハニ族はイナゴを捕まえるという虫害を駆除するお祭りを行う。
イナゴやバッタを捕まえて食べ、五穀豊穣を祈る祭りと言える。
ハニ族(哈尼族) 奕車人の娘祭(姑娘節)--二月二日
ハニ族の娘祭はハニ族の支系である奕車人の民族お祭りで、奕車人は河県大羊街、浪堤、車古の三箇所に住む。
娘祭は毎年の春耕が終わる祭、奕車人の若者男女の恋する時期である。奕車の女の子は白いスカーフを巻いて、ハニ族奕車人の伝統衣装、ミニスカートを着装して、自分を綺麗にドレスアップする。田圃、林、山の下で舞踊、歌で自分の相手を探す。綏寧ミャオ族の女の子は毎年の四月八日で祝う。
ハニ族祭龍日(新米節)--二月二日
祭龍日は雲南省紅河の南の河畔にあるアイラオシャン(哀牢山)の辺りに住むハニ族の伝統お祭りである。村を中心とする二月二日で祝う。列の先頭にするのは色彩の紙で作った竜の頭で、後は若者の男女達は女の子に扮装している男を囲んで牛皮で作った太鼓を敲いたり、巴烏(バウー)を吹いたり、四弦琴を弾いたり村を周遊する。
ハニ族十月年--十月
十月年は思茅、紅河ハニ族のハニお正月であり、旧暦の十月に行うので十月年と称される。旧年に別れ新年を迎える大切なお祭りである。旧暦十月の初めての龍日をお正月としている。当日の夕方ごろ、ハニ族はどの家でも街中の宴会を披露されて鳥を殺して先祖を祭る。