七夕(中国バレンタインデー)
時間:2012-08-23 17:55作者:中国旅行玄人閲覧数:
中国・日本の七夕伝説では織姫星(織女星)として知られている。織姫は天帝の娘で、機織の上手な働き者の娘であった。夏彦星(彦星、牽牛星)は、わし座のアルタイルである。夏彦もまた働き者であり、天帝は二人の結婚を認めた。めでたく夫婦となったが夫婦生活が楽しく、織姫は機を織らなくなり、夏彦は牛を追わなくなった。このため天帝は怒り、二人を天の川を隔てて引き離したが、年に1度、7月7日だけ天帝は会うことをゆるし、天の川にどこからかやってきたカササギが橋を架けてくれ会うことができた。しかし7月7日に雨が降ると天の川の水かさが増し、織姫は渡ることができず夏彦も彼女に会うことができない。星の逢引であることから、七夕には星あい(星合い、星合)という別名がある。また、この日に降る雨は催涙雨とも呼ばれる。催涙雨は織姫と夏彦が流す涙といわれている。中国の七夕はまた“乞巧節”“少女節”と言われ、中国の漢代から発祥して、七夕は中国伝統祭りの中には一番浪漫的な節です。2006年5月20日七夕は中国国務院に“国家非物質文化遺産”と指定されていました。現在は中国人の“中国バレンタインデー”と言われています。
中国で七夕の日に食べるものとして最も有名なのは「巧果」、またの名を「乞巧果子」と呼ばれるお菓子で、その種類も非常に豊富である。「巧果」の主な材料は油、小麦粉、シロップ。作り方は、まず砂糖を鍋に入れ火にかけ溶かしてシロップ状にする。それから小麦粉とゴマを混ぜてからテーブルの上に薄く伸ばす。冷めるのを待ち、包丁で長方形に切る。最後にそれをくるくると巻いてラグビーボールのような形にし、金色になるまで油で揚げる。手先が器用な場合は、星形など七夕にちなんだ形に仕上げてもいい