錫伯族(シボ族)

時間:2007-08-08 00:00作者:閲覧数:
錫伯族(シボ族) 英語名称:Xibe
人 口: 約18万人
言 語: シボ語。東北地区に居住しているシボ族の人たちは漢語を使用している。
文 字: 漢字
信 仰: 特に無い
主な生活地域: 遼寧、吉林、黒竜江、新疆ウイグル自治区の察布査爾シボ自治県とその周辺地区。
民族発展歴史:
  シボ族の人たちは「錫伯」と自称しているが、漢字で書かれた文章はさまざまな音訳と書き方がある。例えば、「犀毘」、「師比」、「鮮卑」、「矢比」、「席百」、「席吐」、「錫伯」などがそれである。シボ族の人たちは中国古代の北方の鮮卑人の子孫をもって自認し、当初は大興安嶺の東麓一帯で遊牧生活を送り、西暦4世紀前後に南の黄河流域まで移住して政権を作り上げたが、後に漢民族に同化された。嫩江、松花江、綽爾河流域に残った鮮卑の人たちは東北地方で生存し続けて、今日のシボ族となった。1764年に1016人のシボ族の人たちが招集されて、新疆のイリ(伊犁)地区で屯田することになった。新疆のシボ族の人たちは、その人たちと2000人余りの従軍家族の子孫である。シボ族の人たちは昔から狩猟と魚労によって生計を立ててきた。新疆に移住したシボ族の人たちは水稲の栽培を主とし、牧畜業をも兼ねている。これらのシボ族の人たちは祖国を守り、イリ河の渓谷一帯を開発するために貢献した。