塔塔爾族(タタール族)

時間:2007-08-08 00:00作者:閲覧数:
塔塔爾族(タタール族) 英語名称:Tatar
人 口: 5000人前後
言 語: タタール語、カザフ語、ウイグル語
文 字: カザフ文字、ウイグル文字
信 仰: イスラム教
主な生活地域: 新疆ウイグル自治区のイーニン、ターチョン、ウルムチなど
民族発展歴史:
  タタール族の祖先は唐代に中国北方の突厥国の「韃靼」(蒙古族)部落から移住してきたといわれている。「達旦」、「達達」、「韃靼」、「達怛」はいずれもタタールの音訳である。13世紀に蒙古人が西へ征伐に赴いたとき、西洋の人たちにタタールと呼ばれた。蒙古人の打ち建てたヨーロッパとアジアの両大陸にまたがるキムチャクカーン国が衰えて滅びた後、15世紀にボルガ川一帯でカザンカーン国が蒙古人によって打ち建てられ、16世紀にロシアに合併された。この時期において、タタールはすでに一つの民族となっていた。19世紀初めから少なからぬタタールの人たちはロシアから中国の新疆に移住し、第2次大戦の終了後さらに一部のタタール人が移住してきて、中国のタタール族となった。畜産業に従事する人は村に住んでいるが、知識人や教育関係者は都市部に住んでいる。教育関係者が新疆の教育事業のために大きく寄与したため、タタール地区の教育事業は非常に発達している。