塔吉克族(タジク族)

時間:2007-08-08 00:00作者:閲覧数:
塔吉克族(タジク族) 英語名称:Tajik
人 口: 3万人超
言 語: タジク語。サチェなど地区のタジクの人たちはウイグル語を使っている。
文 字: ウイグル文字
信 仰: イスラム教
主な生活地域: 新疆タシュクルガンのタジク自治県、サチェ、イプ、イェチョン、ピーサン
民族発展歴史:
  タジク族のルーツは中央アジア地区の古い歴史をもつ民族と言われ、紀元前10世紀以前にパミール高原の東部に居住し、ベルシャ語を使っていたいくつかの部落に遡ることができる。タジク族は中国において唯一のイラン系の少数民族であり、その人口も極めて少ない。西暦2~3世紀に、新疆タシュクルガン一帯にチェパントという国が現れ、その国の人たちは中国のタジク族の祖先だと見られている。タジキ族は同地域でたえず発展を遂げ、小さな村が現れ、17世紀後期になると、パミール西部と南部に住んでいた多くのタジク族の人たちもここに移住してきて、中国のタジク族となった。「タジク」はその民族の自称であり、王冠の意味である。昔のタジク族は畜産業で生計を立て、農業を兼業とし、半遊牧、半定住の生活を送っていた。新中国成立後の1954年、タシュクルガンタジク自治県が設置された。国の力強いバックアップの下で、タジク族の経済は急速な発展を遂げ、人びとの物質生活と文化生活の水準は著しく向上した。