草堂寺
中国旅行ガイド

草堂寺

鳩摩羅什が経典翻訳を行った「草堂寺」

寺院・宗教施設 寺院・宗教施設 西安 陜西省 写真 3 枚

概況:
草堂寺は、西安市鄠邑区の圭峰山北麓に位置する、1600年以上の歴史を持つ古刹です。後秦の皇帝・姚興が建立した逍遥園を起源とし、西域の高僧・鳩摩羅什を迎えて大規模な仏典翻訳が行われた、中国最初の国立訳経場として知られています。鳩摩羅什が訳した「中論」「百論」「十二門論」は三論宗の基礎経典となり、同宗の祖庭として崇められています。また、華厳宗や日本の日蓮宗もここを祖庭と認めており、国際的にも重要な寺院です。境内は広く静謐で、南にそびえる終南山の峰々を借景にした美しい庭園が広がります。特に秋から冬にかけての早朝、竹林に囲まれた「煙霧井」から立ち上る湯気が霞む「草堂煙霧」の景色は、「関中八景」の一つに数えられる風雅な絶景です。

見所:
国宝である「姚秦三蔵法師鳩摩羅什舎利塔」は、八色の玉石で組み立てられた美しい塔で、寺で最も貴重な文物です。
「煙霧井」は、地熱により四季を通じて湯気が立ち上り、特に朝夕には竹林を包む幻想的な「草堂煙霧」の景観を作り出します。
碑廊には、唐の太宗が鳩摩羅什を讃えた詩碑をはじめ、歴代の貴重な碑文が数多く収められています。
大雄宝殿を中心とした主要な伽藍配置は、中国仏教寺院の伝統的な建築様式を見事に伝えています。
境内には、明時代に鋳造された大きな鐘を収める鐘楼や、歴史を感じさせる古木など、見どころが随所にあります。

入場料:
ハイシーズン(3月1日~11月30日):大人 25元
ローシーズン(12月1日~2月末日):大人 15元
※学生、高齢者などは証明書の提示により割引対象となる場合があります。

営業時間

通年 7:30 〜 17:30 で営業しています。
(鐘楼などの施設によっては、閉門時間が18:00まで延長されている場合もあります。)

アクセス

住所:
陝西省西安市鄠邑区草寺路と草寺東路の交差点付近(圭峰山北麓)。
公共交通機関:
西安市内からは、921路バスに乗車し、「草堂寺南口」バス停で下車します。
土日祝日には、「環山旅游1号線」を利用して「草堂寺」バス停で下車することもできます。
その他、南関客運站などから戸県(鄠邑区)行きの長距離バスを利用し、現地でタクシーに乗り換える方法もあります。

旅のヒント

境内は静かな宗教施設です。大声での会話や走り回るなど、他の参拝者の迷惑となる行為はお控えください。
礼拝堂などの建物内に入る際は、服装にご配慮ください。過度に肌を露出する服装は避けましょう。 鳩摩羅什舎利塔をはじめ、すべての文化財や建築物は大切に保存されています。触れたり、登ったりしないでください。
仏像や室内の写真撮影は、フラッシュの使用を避け、また禁止されている場所では撮影を控えてください。
「煙霧井」周辺は石畳が滑りやすくなっている場合があります。足元に十分ご注意ください。

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