中国翰園碑林

概況：
中国翰園碑林は、河南省開封市の龍亭湖風景区にある国家AAAA級観光地で、1985年に「現代文化愚公」と称えられた李公濤氏によって私費で創設された中国初の大規模な民間碑林です。敷地面積は120畝（約8ヘクタール）に及び、山水芸術景観と古典園林建築が見事に調和した文化名園として知られています。園内には甲骨文字から現代書道まで、中国書道の歴史を体系的に展示する碑刻が3800基以上も収蔵されており、その碑廊の長さは6華里（約3km）にも及びます。東方文化芸術の宝庫と称賛されるこの場所は、単なる観光地ではなく、書道愛好家や歴史文化に興味のある方にとっての聖地とも言えるでしょう。

見所：
十大碑廊には、歴代書法碑廊や篆刻碑廊、国際友誼碑廊などがあり、約4000基に及ぶ碑刻を通じて中国書道の精髄を体系的に学べます。
落差19メートルの仰聖山瀑布は圧巻の景観で、李白の詩句「疑是銀河落九天」を彷彿とさせる迫力があります。
園内には人文始祖の軒轅黄帝像や宋四家（蘇東坡、黄庭堅、米芾、蔡襄）の雕像など、文化的な景観が数多く点在しています。
季節ごとに趣向を凝らしたイベントが開催され、春の花鳥魚虫博覧会や春節廟会など、賑やかな伝統文化を体験できます。
東京の夢華録や蘇東坡をテーマにした公演など、古典文化を現代に蘇らせるステージパフォーマンスも楽しめます。

入場料：大人は40元です。60歳以上の方、身長1.4メートル以下のお子様、障害者手帳をお持ちの方などは無料で入場できます。学生の方は学生証の提示で割引が適用されますので、窓口でご確認ください。翰园碑林(hàn yuán bēi lín)ハイシーズン：8:00～18:00
ローシーズン：8:00～17:00
※季節やイベントにより変動する場合がありますので、事前に公式情報をご確認になることをお勧めします。

住所：河南省開封市龍亭区龍亭北路15号
公共交通機関：開封市内からタクシーを利用するのが便利です。バスをご利用の場合は、龍亭公園方面行きに乗車し、最寄りのバス停で下車後、徒歩数分で到着します。園内の碑刻や文化財は大変貴重ですので、手を触れたり傷つけたりしないようご注意ください。
フラッシュを使用した写真撮影は文物保護のため、制限されている場合があります。
広い園内を歩きますので、歩きやすい靴でお越しになることをお勧めします。
夏季は日差しが強い日がありますので、帽子や水分補給などの暑さ対策をしてお出かけください。
園内の案内表示やスタッフの指示に従い、安全に楽しくご見学ください。