聖心堂

概況：

石室聖心大教堂（聖心堂）は、中国広州市の一徳路に位置する歴史的なカトリック教会です。1888年に完成したこの教会は、建設に25年もの歳月を要し、すべて花崗岩で築かれたゴシック様式の大聖堂として知られています。東南アジアにおいて花崗岩で建てられた唯一の完全なゴシック建築であり、その尖塔は58.5メートルの高さを誇り、中国国内で最も高いことで知られています。建築様式はパリの聖クロティルド教会を参考にしたとされ、1996年には全国重点文物保護単位に指定されました。建物はラテン十字形の平面構造を持ち、総面積は2754平方メートルあります。

見所：

双尖塔とバラ窓：58.5メートルの高さを誇る二つの尖塔は遠くからも目印となります。正面中央には直径約7メートルの美しい石彫りのバラ窓が輝いています
ステンドグラス：2006年の大修復でフィリピンから特別注文された98枚のステンドグラスは、聖書の物語を描いており、室内に神秘的な光線を作り出します
中国元素の融合：排水口が中国風の獅子の形をしていたり、伝統的な広東木彫りが施されたりと、西洋と中国の建築様式が見事に融合しています
歴史的刻印：教会の東側の壁には「JERUSALEM1863」、西側の壁には「ROME1863」という刻印が残されており、建設の由来を物語っています

入場料：無料です。石室圣心大教堂(shí shì shèng xīn dà jiào táng)ハイシーズン：7:30〜17:30
ローシーズン：8:00〜17:00
（注：実際の開放時間は公式発表をご確認ください。現在の情報では、火曜～金曜は8:30-11:30、14:30-17:00、土曜・日曜は8:30-17:00、月曜は休みとなっています）住所： 広州市越秀区一徳路56号に位置しています。

公共交通機関：
最寄りのバス停は「一徳中路（交運医院）駅」で、8路、823路、61路、82路、31路、38路などのバス路線が利用できます。地下鉄をご利用の場合は、詳細は現地の交通案内をご覧ください。教会は現在も活動中の礼拝堂ですので、見学の際は静粛に心がけ、宗教儀式を尊重してください
建物内部の写真撮影は許可されている場合が多いですが、フラッシュの使用は避け、信者の方々の祈りを妨げないようにご配慮ください
週末や祝日は混雑が予想されますので、ゆっくり鑑賞したい方は平日の訪問がお勧めです
聖堂内では飲食や喫煙はご遠慮いただき、ゴミはお持ち帰りいただくか指定場所に捨てるようお願いします