サムイェ寺(桑耶寺)
概況:
サムイェ寺(桑耶寺)は、チベット自治区山南市ザナン県(扎囊県)のヤルンツァンポ(雅魯蔵布江)北岸、ザマ山(扎瑪山)のふもとに位置するチベット仏教の古刹です。別名を存想寺、無辺寺とも言います。吐蕃王朝時代の762年に着工し、779年に完成したとされ、チベット仏教史上初めて「仏・法・僧」の三宝が揃った、正規の僧院として歴史上重要な寺院です。そのため、「チベット第一の寺院」とも称されます。
寺院のレイアウトは仏教の宇宙観(曼荼羅)に基づいて設計されており、中央のウツェ大経堂(烏策大殿)が世界の中心である須弥山を、周囲の殿堂や四色の仏塔、円形の外壁が鉄囲山などを象徴する、極めて独創的な構造となっています。特にウツェ大経堂は、一層がチベット様式、二層が漢族様式、三層がインド様式という三つの建築様式を融合させた「三様寺」と呼ばれる独特の造りで、建築史的にも大変貴重です。
寺院内には吐蕃時代からの「興仏盟誓碑」や、チベット最古とされる銅鐘、漢白玉の石像など、多くの貴重な文化財が保存されています。また、92メートルにも及ぶ「史記」壁画をはじめ、「蓮花生大師伝」など、題材が広く技法に優れた壁画の数々も見所の一つです。チベット暦の1月5日と5月16日には、大きな釈迦牟尼の刺繍像を掲げて礼拝する「展仏」(仏像開帳)の儀式が行われます。
寺院の全景を眺めるなら、東南にあるハブリ神山(海布日神山)の山頂、または途中の仏塔付近がおすすめです。そこからは曼荼羅を思わせる円形の寺院全体の美しい姿を一望できます。
見所:
ウツェ大経堂(烏策大殿):寺院の中心となる三層構造の本堂。各層が異なる建築様式で、「三様寺」の別名の由来です。
四色仏塔:大経堂の四隅に建つ白・赤・黒・緑(または青)の四つの仏塔。それぞれが釈迦牟尼の誕生・出家・成道・涅槃を象徴すると言われています。
歴史的壁画:大回廊などに描かれた「史記」壁画や「蓮花生大師伝」など、歴史的・芸術的価値の高い壁画群。
「興仏盟誓碑」:ウツェ大経堂前にある石碑。779年に赤松徳賛王が仏教を国教とすることを宣言した内容が刻まれており、重要な歴史資料です。
寺院全景の眺望:寺院東南のハブリ神山(海布日神山)に登ると、曼荼羅式の寺院全体の壮観な景観を眺めることができます。
入場料:
寺院境内への入場は無料ですが、中心となるウツェ大経堂(烏策大殿)の見学には入場料が必要です。
大人:45元(一部情報では40元)。
学生:半額(学生証の提示が必要な場合があります)。
ローシーズン(概ね11月~4月): 8:00 ~ 17:00
※情報によりばらつきがあります(例:9:00-16:00)。
チベット自治区山南市ザナン県(扎囊県)サムイェ鎮(桑耶鎮)、ヤルンツァンポ(雅魯蔵布江)北岸、ハブリ山(哈布日山/海布日神山)のふもと。
公共交通機関:
ラサからのアクセス:
大昭寺広場前から直行バスが出ています。朝7時~8時頃に出発し、運賃は約50元です。
ラサ西郊バスターミナルから山南(ツェダン/澤当)行きバスに乗り、「桑耶渡口」で下車(約3時間、45元)。その後、渡し船でヤルンツァンポを渡り(約20元)、対岸からサムイェ寺行きの車(トラックやミニバス、約3-15元)に乗り換えます。
寺院内では、時計回りに巡るのが基本的な礼儀です。
堂内の撮影は禁止されている場合が多いです。特に仏像や壁画、僧侶の写真を撮る前には、必ず現場の僧侶に許可を求めるようにしましょう。外観や中庭の撮影は可能な場合が多いです。
堂内は非常に薄暗い場所がありますので、懐中電灯を持参すると便利です。
寺院の内外には野良犬がいることがあります。むやみに近づいたり触ったりしないように注意してください。
標高約3575メートルに位置しますので、高山病対策(ゆっくり行動、水分補給など)を心がけ、日差しが強いため帽子やサングラス、日焼け止めも忘れずに。
ウツェ大経堂は夕方18時頃に閉まることがあり、東門も同時に閉鎖されます。遅くなった場合は北門から戻る必要があるので、時間にご注意ください。
サムイェ寺(桑耶寺)は、チベット自治区山南市ザナン県(扎囊県)のヤルンツァンポ(雅魯蔵布江)北岸、ザマ山(扎瑪山)のふもとに位置するチベット仏教の古刹です。別名を存想寺、無辺寺とも言います。吐蕃王朝時代の762年に着工し、779年に完成したとされ、チベット仏教史上初めて「仏・法・僧」の三宝が揃った、正規の僧院として歴史上重要な寺院です。そのため、「チベット第一の寺院」とも称されます。
寺院のレイアウトは仏教の宇宙観(曼荼羅)に基づいて設計されており、中央のウツェ大経堂(烏策大殿)が世界の中心である須弥山を、周囲の殿堂や四色の仏塔、円形の外壁が鉄囲山などを象徴する、極めて独創的な構造となっています。特にウツェ大経堂は、一層がチベット様式、二層が漢族様式、三層がインド様式という三つの建築様式を融合させた「三様寺」と呼ばれる独特の造りで、建築史的にも大変貴重です。
寺院内には吐蕃時代からの「興仏盟誓碑」や、チベット最古とされる銅鐘、漢白玉の石像など、多くの貴重な文化財が保存されています。また、92メートルにも及ぶ「史記」壁画をはじめ、「蓮花生大師伝」など、題材が広く技法に優れた壁画の数々も見所の一つです。チベット暦の1月5日と5月16日には、大きな釈迦牟尼の刺繍像を掲げて礼拝する「展仏」(仏像開帳)の儀式が行われます。
寺院の全景を眺めるなら、東南にあるハブリ神山(海布日神山)の山頂、または途中の仏塔付近がおすすめです。そこからは曼荼羅を思わせる円形の寺院全体の美しい姿を一望できます。
見所:
ウツェ大経堂(烏策大殿):寺院の中心となる三層構造の本堂。各層が異なる建築様式で、「三様寺」の別名の由来です。
四色仏塔:大経堂の四隅に建つ白・赤・黒・緑(または青)の四つの仏塔。それぞれが釈迦牟尼の誕生・出家・成道・涅槃を象徴すると言われています。
歴史的壁画:大回廊などに描かれた「史記」壁画や「蓮花生大師伝」など、歴史的・芸術的価値の高い壁画群。
「興仏盟誓碑」:ウツェ大経堂前にある石碑。779年に赤松徳賛王が仏教を国教とすることを宣言した内容が刻まれており、重要な歴史資料です。
寺院全景の眺望:寺院東南のハブリ神山(海布日神山)に登ると、曼荼羅式の寺院全体の壮観な景観を眺めることができます。
入場料:
寺院境内への入場は無料ですが、中心となるウツェ大経堂(烏策大殿)の見学には入場料が必要です。
大人:45元(一部情報では40元)。
学生:半額(学生証の提示が必要な場合があります)。
中国語名:
桑耶寺(sāng yē sì)サムイェ寺(桑耶寺)の観光時間:
ハイシーズン(概ね5月~10月): 7:30 ~ 17:30ローシーズン(概ね11月~4月): 8:00 ~ 17:00
※情報によりばらつきがあります(例:9:00-16:00)。
サムイェ寺(桑耶寺)へのアクセス:
住所:チベット自治区山南市ザナン県(扎囊県)サムイェ鎮(桑耶鎮)、ヤルンツァンポ(雅魯蔵布江)北岸、ハブリ山(哈布日山/海布日神山)のふもと。
公共交通機関:
ラサからのアクセス:
大昭寺広場前から直行バスが出ています。朝7時~8時頃に出発し、運賃は約50元です。
ラサ西郊バスターミナルから山南(ツェダン/澤当)行きバスに乗り、「桑耶渡口」で下車(約3時間、45元)。その後、渡し船でヤルンツァンポを渡り(約20元)、対岸からサムイェ寺行きの車(トラックやミニバス、約3-15元)に乗り換えます。
注意事項:
服装は端正に。短パンやミニスカートなどの肌の露出が多い服装は避け、帽子は堂内では脱ぐのがマナーです。寺院内では、時計回りに巡るのが基本的な礼儀です。
堂内の撮影は禁止されている場合が多いです。特に仏像や壁画、僧侶の写真を撮る前には、必ず現場の僧侶に許可を求めるようにしましょう。外観や中庭の撮影は可能な場合が多いです。
堂内は非常に薄暗い場所がありますので、懐中電灯を持参すると便利です。
寺院の内外には野良犬がいることがあります。むやみに近づいたり触ったりしないように注意してください。
標高約3575メートルに位置しますので、高山病対策(ゆっくり行動、水分補給など)を心がけ、日差しが強いため帽子やサングラス、日焼け止めも忘れずに。
ウツェ大経堂は夕方18時頃に閉まることがあり、東門も同時に閉鎖されます。遅くなった場合は北門から戻る必要があるので、時間にご注意ください。
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