観星台
古代の観星センター
概況:
観星台(かんせいだい)は、河南省登封市告成鎮にある中国現存最古の天文台で、元代の至元13年(1276年)に天文学者・郭守敬によって創建されました。世界遺産「天地之中」歴史建築群の構成資産であり、1961年には第一陣全国重点文物保護単位に指定されています。高さ9.46メートル(小室を含めると12.62メートル)の覆斗状の台体と、長さ31.196メートルの石圭(せきけい、「量天尺」とも呼ばれる)から構成され、日影の観測によって世界で最も精確な歴法の一つ『授時歴』を編纂する上で中心的な役割を果たしました。この歴法が求めた1年の長さは365日5時間49分12秒で、現代の計算とわずか26秒しか違わない驚異的な精度を持っています。周辺には唐代に建立された「周公測景台」などもあり、中国古代天文学の粋を集めた史跡として知られています。
見所:
元代に郭守敬が築いた観星台本体は、壮大な磚と石の構造で、頂上まで登ることもできます(現在は安全のため登台が制限されている場合があります)。
観星台の北側に伸びる「量天尺」は、日影の長さを測定するために使われた石の器具で、中国古代天文学の知恵を具体的に目にすることができます。
観星台の前に立つ「周公測景台」は、唐代の723年に天文官の南宫说が建立した石の測影儀で、「天地の中心」を定めたという由緒を持つ重要な史跡です。
園内には、仰儀、景符などの古代の天文観測機器のレプリカや、関連する展示があり、中国古代天文学の発展について学ぶことができます。
観星台の壁には、1944年に受けた砲撃の痕跡が今も残されており、歴史の重みを感じさせます。
入場料:
入場料は無料です。
営業時間
ハイシーズン:8:30~18:00
ローシーズン:8:00~17:00
※季節や状況により変動する可能性がありますので、お出かけ前には公式情報をご確認ください。
アクセス
住所:
河南省鄭州市登封市告成鎮
公共交通機関:
登封市街地から告成鎮行きのバスを利用します。「観星台」バス停で下車します。鄭州駅前の長距離バスステーションから登封行きの観光バスを利用することもできます。
旅のヒント
貴重な文化遺産を保護するため、観星台の磚(レンガ)や石刻などにはむやみに触れないようにしてください。
園内は石畳や階段が多いため、歩きやすい靴でのご来訪をお勧めします。
夏季は日差しが強い場合がありますので、帽子や日焼け止めなどの対策をされることをおすすめします。
静かな環境を保つため、他の訪問者の迷惑にならないようご配慮ください。
最新の開園情報や特別なイベントによるスケジュール変更については、事前に電話(0371-62745000)で確認されると確実です。
観星台の写真
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