紫金山天文台

概況:
紫金山天文台は南京市の紫金山第三峰(天堡峰)に位置し、海抜267メートルの場所に建つ中国初の現代的天文台です。1934年に完成したこの天文台は「中国現代天文学の揺りかご」と称され、中国天文学史上重要な役割を果たしてきました。建設は元々紫金山第一峰が計画されましたが、余青松によって現在の第三峰に変更され、1930年から1934年にかけて建設されました。建築家楊廷宝によるデザインと余青松の修正を経て、6つの銀色のドームが特徴的な建築群は、当時アジア最大規模を誇り、日本から訪れた天文学者もその技術力に驚嘆したと言われています。現在は科学研究から観光施設へと役割を変え、全国重点文物保護単位に指定されています。

見所:
・60センチ反射式望遠鏡:完成当時「極東第一鏡」と呼ばれた大型望遠鏡で、アジアを代表する設備でした。
・古代天文儀器展示区:天球儀、渾儀、簡儀、圭表など5点の国宝級明清時代の天文儀器を展示しています。
・隕石博物館:約20点の珍しい隕石を展示する「天外来客」のコレクションがあります。
・太陽黒子観測体験:天気が良い日には専門的な望遠鏡で太陽黒子を観測できます(別途20元)。
・天堡城跡展望台:太平天国時代の要塞跡にあり、南京市区と玄武湖を一望できる絶景スポットです。

入場料:
大人15元/人、学生及び60~70歳の老年人は優待料金8元/人。6歳以下または身長1.4メートル以下の児童、地元の60歳以上、外地の70歳以上の方は無料です。
中国語名:
紫金山天文台(zǐ jīn shān tiān wén tái)
中国語名の読み方:
ズー ジン シャン ティェン ウェン タイ
英語名:
The Astronomical Observatory
紫金山天文台の観光時間:
ハイシーズン(4月~10月):8:30~17:30(17:00に入園受付終了)
ローシーズン(11月~3月):8:30~17:00(16:30に入園受付終了)
紫金山天文台へのアクセス:
住所:
南京市玄武区天文台路1号
公共交通機関:
観光バス:明孝陵発の緑色の観光バス(9:00~16:30運行)が天文台駅に停車します。
索道(ロープウェイ):紫金山索道を利用し、天文台駅で下車できます。片道60元、往復100円です。
徒歩:紫金山索道口から天文台路を約20分~40分歩いてアクセス可能です。
注意事項:
太陽黒子の観測体験は天候に左右されますので、晴天時に訪れることをお勧めします。 見学には1~2時間程度の時間を想定しておくと良いでしょう。 園内は階段や坂道が多いため、歩きやすい靴でお越しください。 文物保護のため、展示品には手を触れないようご注意ください。

紫金山天文台の写真

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