南京長江大橋

概況：
南京長江大橋は、中国が独自の技術で設計・建設した初の鉄道道路併用橋であり、1968年に完成しました。「争気橋」とも呼ばれ、中国の橋梁建設史上の重要なマイルストーンです。全長は道路橋が4,589メートル、鉄道橋が6,772メートルに及び、上部が4車線の道路、下部が複線鉄道という二層構造が特徴です。完成当時は「世界最長の公鉄両用橋」としてギネス世界記録に認定されるなど、中国の自力更生と技術力の象徴として広く知られています。現在も南京の江北新区と江南主城区を結ぶ重要な交通動脈として機能しながら、歴史的ランドマークとして多くの観光客を惹きつけています。

見所：
橋頭堡と展望台：高さ70メートルの橋頭堡は三面紅旗の彫刻が特徴で、エレベーターで展望台に登ると長江の雄大なパノラマが楽しめます（エレベーター利用は有料の場合があります）。
玉蘭花形の路灯とレリーフ：150対の白玉蘭の花をかたどった路灯が並び、道路橋の欄干には祖国の風景や社会主義の成果を描いた200枚以上の鋳鉄レリーフがはめ込まれています。
夜景照明：夕暮れ時には千個以上のライトが一斉に点灯し、橋を夜空に浮かび上がらせます。週末や祝日は特に幻想的な雰囲気に包まれます。
映虹橋ガラス栈道：橋の南岸にある無料のガラス張りの遊歩道で、橋を間近から眺めながら記念写真を撮るのに最適なスポットです。
橋の歴史展示：南堡公園内の展示館では、建設の歴史や技術的な挑戦に関する貴重な資料を見学できます。

入場料：
南京長江大橋の見学自体は無料です。
南堡公園（大橋公園）の入園料や橋頭堡エレベーターの利用料が別途かかる場合があります（公園は改修中の可能性あり）。南京长江大桥(nán jīng cháng jiāng dà qiáo)ハイシーズン（4月～10月）：8:30～17:30（橋頭堡エレベーターの運行時間、橋自体は24時間開放）
ローシーズン（11月～3月）：8:30～17:30（橋頭堡エレベーターの運行時間、橋自体は24時間開放）
※橋の本体は24時間いつでも見学可能ですが、橋頭堡エレベーターや公園など施設ごとの時間を確認することをお勧めします。住所：
南京市鼓楼区下关宝塔橋から浦口区橋北までの間
公共交通機関：
地下鉄S8号線「長江大橋北」駅から徒歩、または観光バスG30路「長江大橋北」バス停下車。
観光バスG30路は、南堡公園西～長江大橋北間を運行し、映虹橋（ガラス栈道）や下関火車主題公園など主要観光スポットを結びます。
その他、多数の路線バスが「南堡公園西」バス停などを経由します。歩行者は指定された歩道を通行し、自転車や電動バイクにご注意ください。
橋上での危険な行為や、交通の妨げとなるような場所での立ち止まりはお控えください。
一部区域（橋頭堡内や展示館など）では写真撮影が制限されている場合がありますので、表示に従ってください。
ガラス栈道などでは、安全のため柵の内側をお歩きください。
南堡公園や橋頭堡エレベーターの営業状況は変更になる可能性がありますので、事前に最新情報をご確認されることをお勧めします。