黄姚(ヨウ)古鎮

概況：

黄姚古鎮は、広西チワン族自治区賀州市昭平県にある国家5A級観光地で、千年以上の歴史を持つ「生きた古鎮」として知られています。宋代に起源を持ち、明清時代に繁栄しました。周囲を奇峰が連なるカルスト地形の山々に囲まれ、清流が町中を巡る様子から「詩境家园」や「小さな桂林」とも称されます。町の名前は、かつて黄姓と姚姓の住民が多かったことに由来します。戦時中には文化人や革命家の避難所となり、多くの史跡が残されています。また、香港TVBドラマ『茶是故郷濃』や『酒是故郷醇』のロケ地としても有名で、その美しい風景が広く知られるきっかけとなりました。

見所：
・古戲台: 明代に建立された广西で保存状態の良い木造戯台の一つで、独特の建築様式が見どころです。
・帯龍橋: 古鎮を代表する石橋で、水面に映る橋と山々の風景は絵のように美しく、写真撮影に最適です。
・八条の石板街: 清代に敷かれた黒い石板の通りが町全体に張り巡らされ、滑らかで風情ある散歩を楽しめます。
・寺観廟祠: 宝珠観、興寧廟、文明閣など20以上の明清代の寺廟建築が残り、歴史の深さを感じさせます。
・广西省工委旧址: 抗日戦争時期の革命の歴史を伝える重要な史跡で、当時の文化人らの寓所も見学できます。

入場料：
大人の入場料は70元とされていますが、88元としている情報源もあり、実際の価格は現地の最新案内をご確認ください。黄姚古镇(huáng yáo gǔ zhèn)ホァン ヤオ グゥ ジェンHuangyaoguzhenハイシーズン（1月1日～5月5日）：8:00～19:00
ローシーズン（5月6日～12月31日）：8:00～18:00
※一部の情報源では通年7:30～18:00としています。住所：
広西チワン族自治区賀州市昭平県黄姚鎮
公共交通機関：
賀州市街からは昭平県行きの長距離バスに乗車し、黄姚鎮で下車するのが一般的です。桂林から向かう場合は、桂林汽車総站から黄姚行きの直行バス（約3～4時間）を利用できます。最寄りの鉄道駅は賀州駅で、駅前から黄姚行きのバスやタクシーに乗り換えることができます。・歩きやすい靴でお越しください: 町中は古い石板張りの道が続きますので、ヒールなどの高い靴は避け、歩きやすいスニーカーや平底鞋がおすすめです。 ・伝統建築の保護にご協力ください: 住民が実際に生活している町です。個人宅や史跡に無断で立ち入らないなど、マナーを守って見学しましょう。 ・現金の準備を忘れずに: 小さな店舗や民宿ではクレジットカードが使えない場合があります。特に地元の特産品を購入する際は、現金を多めに持っていると便利です。 ・天候の変化にご注意を: 広西は雨が突然降ることがあります。折り畳み傘やレインコートがあると安心です。また、3月から4月の雨季は霧雨が続くこともありますので、防寒対策もご検討ください。