五仙観

広州市恵福西路にある。明代の洪武10年(1377年)の建立。伝説の五仙人を祭った神廟で、広州市の重点保護文物に指定されている。
 言い伝えによれば、周の夷王の時代に、五人の仙人が口に稲穂を咥えた羊に跨り広州に飛来し、広州の人々に稲穂を渡して五穀豊穣を祈願したという。その後、仙人らは再び飛び去り、羊は石となった。この故事に因み、広州は羊城、穂城と呼ばれるようになった。人々は五仙人を慕って五仙観を建立し、五仙騎羊像を彫って内部に奉った。
 現存する五仙観は頭門と後殿、東西齎房の一部のみとなっている。頭門に掛かる石の額は清代の同治10年(1871年)に文淵閣の大学士で両広総督の瑞麟の筆で「五仙古観」とある。
中国語名:
五仙观(wǔ xiān guān)
中国語名の読み方:
ウー シェン グァン
英語名:
Wu Xian Guan
五仙観の観光時間:
08:00~17:00
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